鉢の中でタケノコが

　鉢に植えた黒竹から、タケノコが顔を出した。

　鉢の中に雑草が生い茂り、あまりにみっともないので除草していたときに、最後に草を集める段階で初めて気が付いた。

　よくもまあ、雑草と一緒に引っこ抜かなかったなと思う。

　
　
　（黒竹のタケノコ）

　３本は確認したが、ひょっとしたら土の下にはもっと有るのかも知れない。

　以前は、まじめに真っ直ぐ上に顔を出していたが、最近は斜に構えて出てくる。

　１０年以上前の植木市で購入した「黒竹」である。

　
　
　竹は根で横にどんどん広がっていくので、油断すると竹山になりかねない。

　そこで、鉢植えにすることにした。

　植木市で聞いたところ、鉢植えだとほぼ４年程度で駄目になるので、植え替えや肥料が必要と聞いた。

　確かに５～６年が過ぎると何本か竹が増え、しかも根っこが鉢一杯に広がって窒息状態になった。

　出てくる竹の子も細くなり、親竹の方も枯れて全滅しかかったところで鉢から引っ張り出して、余分な根っこを切った。

　鉢から引っ張り出すのに相当苦労した。

　二度目の植え替えをしたのは、地震の翌年だった。

　とにかく、斜めになりながらでもタケノコが生えるようになってほっとしている。

　毎年の七夕には、笹に短冊をぶら下げて、星に願いをかけるのを恒例としている。

　今年はさしずめ、コロナに対する願いということかも・・。

　その頃までには、なんとか目鼻がついてくれたらいいのだが。

　
にほんブログ村