太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

てんやわんや

2013-05-12 13:45:37 | 日記
てんやわんやの1週間だった。


1番最初は、夫が一人でウォーキングしているときに、

巣から落ちたメジロのヒナを、歩道の隅に見つけたことだった。

まわりにはメジロの成鳥がいっぱい飛んでいたので、踏まれないような場所に移動させておいた。


その翌日、また夫が一人で歩いているときに、その場所からいくらも離れていないところで、

ボーボーという鳥のヒナを見つけた。

あたりを見回しても大人の鳥がいないので、何周目かに通りかかったときに拾って、

家に連れて帰ってきた。



ボーボーのヒナ

右側にあるのは、近くに落ちていた巣。


ボーボーは羽がちゃんと生えているが、まだ飛べない。

ペットショップに電話して、ヒナ用の練りえさを買いに行った。

急ごしらえのダンボールの巣の中で、鳥の鳴きまねをしたりしながら練りエサをスポイトで与えてみる。

二人とも鳥を育てたことはないので、まったくわけがわからない。

夜は箱に布をかけてやり、朝方様子を見に起きる。

こんな生活を何日かしているうちに、ボーボーは少しずつ元気になっていった。


ある日、夫が、ボーボーに外の空気を吸わせてあげようと思って庭に出したとき、

家の中で電話が鳴ったのでちょっと目を離した隙に、ボーボーは消えてしまった。

すたこら歩いてどこかに行ったのならいいけど、確認するすべもなし。


たった数日しかだったけれど、

空っぽになったダンボール箱を見ると、寂しさがこみあげてくる。

ボーボーはどうしたかね?と話しているうちに、

今度は朝、二人で歩いているときに、今度はもっと小さいヒナを発見した。

羽も生えてなく、目も見えていない生まれたてみたいなのを2羽。

死んでいるか、弱っているかだろうと思って近づいてみると、これが結構元気。

くちばしの形を見ると、どうも マイナ という鳥のようだ。

見てしまったものを見なかったことにもできず、

仕方なしにその2羽を家に連れて帰った。


ボーボーに与えたエサがたくさん残っていたので、それをあげてみる。


こんな裸んぼう・・・


ボーボーと違って、こちらは大きな口をあけてエサを待っているので苦労はしないけれど、

羽がないので暖めていないとならない。



2羽はきょうだいだろうか


小さすぎて、昼間何時間も放っておいていいものかどうか考えた末、

ヒューマン ソサエティ(動物を保護してくれる施設)に連れてゆくことにした。

施設に行くと

「こんなに元気ならきっと大丈夫。任せてください」

と受け入れてくれた。



なんで歩きに行くたびにヒナを拾ってしまうんだろう?

猫や犬をよく拾ってしまう人がいるというのは聞いたことがあるけど、

それは猫好き、犬好きな人なんだろうと思う。

特に鳥好きってわけでもない私たちが、なぜこんな目に・・・・



そんなことがあってから、

鳥を見かけると、あんな小さかったのが無事に大人になったんだな、と思うようになったし、

巣を作る材料であろうものをくわえている鳥には、

飛ばされないような巣を作れよ、と声をかけたくなる。







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2 コメント

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Unknown (ひなた)
2013-05-13 18:28:20
なんて可愛いのだろう。。

でも可愛いとか可愛そうだけで世話できないのが動物
しかも野生の雛って。。

拾って面倒をみようという行動を即座に起こせる
お二人が素晴らしいと思う

そういう人のとこめがけて落っこちてくる子達だもの
きっと生命力強いだね^^
返信する
ひなたちゃん (シロ)
2013-05-14 03:18:58
できれば拾いたくはないんだけどなあ。
大変だし。
でも、見つけてしまったら気になるしね。

>そういう人のとこめがけて

えー!やめろー!

消えたボーボーも、2羽のヒナも元気だといいな。
返信する

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