月曜日と、水曜日がゴミ出しの日である。
月曜日は生ごみで、グレーのコンテナ。
水曜日は、隔週でリサイクルと庭木。
リサイクルのコンテナは青で、庭木のコンテナが緑。
うちはやたらと庭木が出るので、緑のコンテナが2つある。
生ごみの日は間違いようがないのだが、今週はリサイクルか庭木かがわからなくなる。
ハワイの朝は早く、7時前に回収に来ることもあるので前日に道路に出しておくのだけれど、近所の家がどちらを出すのを見てから、同じ色を出している。
先日の火曜日、さて明日はどっちだったかと思い、通りに出てみたら、
通りの遥か向こうのほうに、緑を出している家と、青を出している家がある。
そこに、向かいの家のアイリーンが出てきた。
「ちょっと、どっちよ?」
アイリーンが私に向かって肩をすくめながら言った。
どうやら人の振り見て我が振り直しているのは私だけではないらしい。
「先週、どっち出したか思い出せない」
私が言うと、
「私も。紛らわしいことされると困るわー、人を当てにしてるんだから」
と、アイリーン。
「カレンダーに書いておけばいいんだろうけど」
「あはは、そうなんだけどねー。しないのよねー」
他の家が出すのを待って、青か緑か多い方を出そうということになり、いったん家に戻る。
コンテナには車輪がついているけれど、庭木のコンテナはとても重くて、20m近いドライブウェイの上り坂を引っ張っていくのは骨が折れる。
2つ同時にはとても無理なので、2往復することになり、緑だと思ったら青だった、ということは避けたい。
しばらくして、郵便受けを見に出たら、アイリーンがコンテナを出しているところだった。
「青、青!青!」
「よっしゃ!持ってこよ」
それを見ていた、アイリーンの隣家のジェイソンが、
「何が青?」
「毎週、青か緑かわからなくなっちゃうんだよ」
「そうそう、緑と青と両方出てて混乱していたところ」
するとジェイソンが呆れたように言った。
「うちはカレンダーに書いてあるよ?」
「なに!?そういう人は1番早くに出してくれなきゃだめよぅ。出すのが遅いのよ」
「ごめん、来週は早く出すワ」
ジェイソンって、いい人。
きっちりできる人は、できない人を補って当然とは、手前勝手なアイリーンの理屈だが、完全にできない組の私にはそれを指摘などできないのである。
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