太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

つかの間の

2015-06-25 22:30:12 | 日記
そういえばクジャク達の姿が見えない、と気づいたのは2ヶ月ほど前だった。

それまで、判で押したように夕方6時頃にやってきて、

朝は早出だったり、朝寝したりとバラバラだが、大抵8時までには出かけてゆく。

夜中に恐竜ごとき悲鳴で叩き起こされ、全くもって迷惑この上ない。

気がつくと、パッタリと姿を見せなくなった。

「一家心中…?」

「密猟?」

クジャクが心中する理由もなし、クジャクを取ったところで得もなさそうだし、

どうしたんだろうとは思ったが、静かなのはありがたいので喜んでいた。


そんなある夜、遠くでクジャクらの声がした。

我が家の何がお気に召さなかったか、寝ぐらを変えたのだろう。

かれこれ15年以上、うちの庭のモンキーポッドの枝がホテルだったのに。

いやぁ、いい所が見つかってよかったよかった。

どこの御宅かわからないが、いきなりクジャクらご一行様がゾロゾロやって来て

雄叫びし放題で参っていることであろう。ご愁傷さまである。

ヒナが生まれたときは可愛かったなあ、なんて懐かしむ余裕さえあった。



それが、だ。


彼らが舞い戻ってきたのである。

昨夜、夜中に雄叫びで目が覚めた。

クジャクの夢でも見たかと思ったが、夢ではなかった。

どうして戻ってきた…

あれはただのバカンスだったのか?

他の家にも大きな木はたくさんあるのに、なぜウチなんだよ?

クジャクは、遠くにありて思ふもの

つかの間の平和であった。



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2 コメント

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Unknown (タコたん)
2015-07-06 21:23:31
いかん!思わず吹いてしまった



クジャクは吉兆の鳥といって住み着いた家には
100年に一度のミラクルな幸運が舞い降りるという。。



そんな話があるといいね。。。うん
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タコたん (シロ)
2015-07-08 16:45:12
なーんだよおー、本気で喜んじゃったじゃないか。
吉兆の鳥、に見えなくもない。
手塚治虫の火の鳥に、似ていないとも言えない。
ただし、鳴かなければ、だけどさ。
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