去る日曜日。
リリコイ(パッションフルーツ)がみるみる成長して、木枠にネットを張ったものでは追いつかなくなったので(リリコイは蔓の植物)、ちゃんとしたトレリスを作ることにした。
私だったら、ホームセンターに買いに行くんだけど、夫は自作する気満々。
どういうものにするか簡単にスケッチを書いたら、材料を買いに行く。
設置するのは、窓と建物の角の間。
8フィートの木材(アウトドア用に加工済)7本
ラティス 1枚
ブロック 5個
しめて13000円ほど。
角材をカットして
ドライブウェイで組み立てて
下地(プライマー)を塗って乾かしたあとで、焦げ茶のペイントで塗る。
塗る行程は写真を撮るのを忘れた。
午後には完成。
伸びすぎた蔓をうまくからませていく。(後ろにいるのは義父)
こんなふうになりました。
キッチンの窓の外にも、ハンギング植物を吊るした。
ダイニングの窓と同じ金具を取り付けて、ポトスをこちらに移す。
ダイニングの窓には、名前を知らないモサモサの植物を双子で吊るしてみた。
窓枠にコーちゃんがいるんだけど、見えるかな。
隣家のライアンは軍のパイロットだが、植物を育てるのも、大工仕事も玄人はだし。
彼らが越してきてから、庭はガラリと変わった。
何もなかったところに、でかいバナナが茂り、トウモロコシがあり、フェンスにはリリコイが伸びて、パイナップルまで育てている。
3人の子供たちのための遊具も、まるで公園のような立派なのをチョチョイと作ってしまうのだ。
そして今は、家の一部を増築中。もちろん、一人で、だ。
「リリコイの調子はどう?」
ライアンちのリリコイの花の写真を撮っていたら、ライアンが声をかけてきた。
トレリスをつくった話をしたら、
「いいねえ。花が咲いたら、受粉するんだよ。ほら、こうして・・・」
実際に花のおしべとめしべをくっつけて、見せてくれた。
なんでも自分でやってみる、というのはアメリカ人には多いように思う。
不器用で、おおざっぱな私は、ちゃんと測ってもそのとおりにならないので、結局材料と時間の無駄になる。
それは過去あまたの経験から実証済み。だからゆめゆめ自分でなんとかしようとは思わない。
夫は特別器用というわけではないが、根気があり、こつこつやり遂げることができる。その代わり、よく見ると適当におおざっぱではある。
器用さも、根気も、緻密さもない私には、こうして何かをやり遂げる人を尊敬してしまうのである。
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