またまた何の鳥かわからない素焼きに色付けしたロシアの置物。
帽子のようなとさかのようなひらひら。胸にくっきり大きな模様。
羽もひらひらに美しい模様。あでやかでかわいい。
二つの大きさに差はないので対になっているとは言い切れない。
でも、二つ並ぶとまとまりのある空間を感じる。
話をしているのか寄り添っているのか・・・どう置くのがいいか、迷った。
背を向けてもけんかをしてるようには見えない。表情のせいか。
同じ方向に向けると、並んで泳いでいるよう。静かにゆっくり進むように。
結局、少しだけ向き合うように、そして前後にも少しずらしてみた。
何かをしているような動きもみせてくれる。
やや伏し目がちで優しい気持ちを感じ合っているように思った。
鳴き声を考えたけれど、まったく思い浮かばない。もしあってもささやくほどか。
こんな人間関係、あったらいいな。そんな時間にひたっていたい。