木綿の布でつくられた鳥。何年も前からそばにいる。
見ているだけで楽しくなるし、さわると気持ちいい。翼の先が動いて、影や色が変化する。
パッチワークと呼ばれているものですが,その呼び方にしたとたん手芸品となる。
はてさて、美術品と工芸品、そして手芸品・・・どこに違いがあるのか、いつも悩ましい。
自分の身のまわりにあるものにその差をつける意味はない。
付加価値がついても自分の使い方がかわることはないでしょう。
ただ、作者のことはいつも意識する。
時には作っているときの様子を想像する。
そして、これを手にできた幸運を思う。
はっきりしていることは、間違いなく、大切なものってことかな。