心象風景 絵描きブログ

美術のこと、旅のこと、いろいろを心象風景を描くようにつづる絵描きの雑記。

窓の景色

2020-01-07 23:59:58 | 日記

常々思っていることは、枝の見える窓のある部屋が欲しいということ。

その窓辺で机に向かって作業をしたら、どんなに気持ちよいだろう。

春は芽吹きの小さな緑を風が触る。

初夏には薄く柔らかい若葉がほのあたたかい風になびく。

深緑のころにはしっかり育った緑葉がのびやかに広がる。

嵐には葉は枝とともに風を受けて必死に耐える。

秋風が吹くと枝から少しずつ葉が落ち始める。

強風に色とりどりの葉が舞っていく。

冷え冷えとした冬の空気のなか、幹と枝が凛と立つ。

白い粉雪にその姿をうつろわせる。

それぞれの瞬間を、定点観測のようにじっと見守る。

そんな時間をもちたいと、いつもいつも憧れている。


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