駅構内の大看板。いもつは賑やかな広告がおどっていのに・・・
人出は少ないし、イベントは減るしでは、広告も需要がない。
真っ白の大きな場面がいつも以上に目立っている。
いもつ何かがある場所が空白になると、不思議な力が生まれる。
なんだろう という疑問。なんだっけ という回想。
今のような世情だと、そこまでか という不安もある。
もしここに扉や階段が見えたら、どこへ続くのかという興味になる。
しばらくこの白紙看板に見とれていると、のぞき込んでくる人もいる。
何か見えるのか と不信がっているのかも。
何もないことが、これほどわくわくするものになっている。
空っぽの箱にも似た期待にあふれる空白だ。