心象風景 絵描きブログ

美術のこと、旅のこと、いろいろを心象風景を描くようにつづる絵描きの雑記。

秀景

2020-03-04 22:31:48 | 旅行

こんな富士山もいい。雲に紛れたうっすら富士。

柔らかい光とうつろな影。まるで存在自体の意図するもののよう。

地学的、科学的、物理的などなど 理解の手法はある。

それを超えて、対象を自らの感情に沿うように理解しようとする。

それが正しいとか正しくないとかでなく、もはや好き嫌いの域。

くっきりすっきりも好きだし、もんやりぼんやりも好き。

つまり、この山の存在そのものに惹かれている。

そしてそれは記憶のかけらでかたちづくられたもの。

たまたま共感する人が多いと、名・秀・逸などの冠詞がつくのかな。

共感を得られるものと心事て「秀景」としよう。