心象風景 絵描きブログ

美術のこと、旅のこと、いろいろを心象風景を描くようにつづる絵描きの雑記。

精いっぱいに咲く

2020-03-12 23:51:55 | 日記

満開のボケの花。電柱と塀と建物に挟まれている。

手前に丸石が二つ。これはボケを大切にしている人の気持ちだろう。

小さな隙間の土を住処に、精いっぱい咲き誇る木を見守っている。

毎年、年々、枝が伸び、幹が太くなり、花数が増えているに違いない。

電柱も塀も育たない。むしろ劣化していく。

挟まれながらもボケの木は、ゆっくりしっかり育っていく。

その経過を見守る人を楽しませ、そしていつか、人を置いていく。

植物と人とのかかわりのおもしろさを思った。