goo blog サービス終了のお知らせ 

心象風景 絵描きブログ

美術のこと、旅のこと、いろいろを心象風景を描くようにつづる絵描きの雑記。

サモワールの本 その 11

2025-06-04 23:05:46 | 美術

卵形のサモワールと呼ばれる、1800年頃のもの。

燭台、インク壺、懐中時計などとセットになっている。

さらに手前には、短銃もあり、当時のロシアで憧れられた男性のイメージが窺われる。

ロシアの人々は皆ウォッカを飲んでいたのかと思っていたが、それだけじゃなかった。

ロシアのことを、サモワールを通じて少しだけ見たような気になっている。

この本を託してくれたMさんに、深謝。


pop book ( 5 )

2025-06-03 23:37:37 | 美術

「音楽の三次元ツアー」というのかな ?

楽器の立体化を試したのはわかるが、やっぱり音が欲しいなぁ。

例えば ポップアップした楽器の音が出たら・・・

説明の文字が中心だったのは、ちょっと残念。

音の視覚化は まだまだということか。

 


チベットの宗教美術

2025-06-02 22:41:06 | 美術

整理途中で手が止まった。日付を見ると 16年前かー。

緻密な手業と豪華な装飾にドキッとする。

それは信仰心とは関係ないけれど、そこに何かがあるように感じる。

すごいなぁ 綺麗だなぁ とうっとりしているうちに魅了されていく。

宗教とか信仰とかって そんなものなのかもしれない。

傷ついていたり 空っぽだったりすると 癒されて 占領されていく。

写真ですらそうなのだから、実物なら尚更のこと。


pop book ( 4 )

2025-06-01 23:33:00 | 美術

ピーターラビットの仕掛け絵本もいろいろある。

シンプルな仕掛けが多いのは、古くからあるからかも。

ページを開くと如雨露が立体になって登場する。

下に矢印の付いた引き手が目に入る。

それを引くと 如雨露の中からピーターが顔を出す仕組み。


坂本満著「美術史とその外側」の紹介( 6 )

2025-05-31 22:52:39 | 美術

美術史には わかったようなわからない言葉がたくさん出てくる。

「西洋美術」「仏教芸術」「ルネサンス様式」「印象主義」・・・

これらをふんだんに織り交ぜて美術史を語ると なんとなく高尚な話に聞こえたりする。

「美術」「芸術」「様式」「主義」などの言葉は、繰り返し聞いているうちにわかったような気になる。

というより、自分は モヤモヤが増幅していくばかりだった。

先生はそこから救い出してくれた。

地域、集団、手法など 傾向の似たものをまとめて表すのに便利な言葉 くらいに思えばいいと。

それを聞くと、本当にホッとする。

その上で「様式」の大まかな分け方を語っている。

これも後世の人が名付けるのが通例で、渦中の人々の認識ではない。

そして、今後もその区分は動くのだろう。