自然のシャワーを浴びながら:パート2

定年後の主人と晴歩雨読の日々。同じタイトルのニフティのブログ の続きです。

涼を求めて山奥へ

2024-08-08 | 登山ハイキング

一昨年は9月初旬去年は8月末、それぞれ一人でロックガーデンを歩いた。

ロックガーデンと聞くとどこのビアガーデン?となりそうだが、奥多摩の御岳山にある。

奥多摩の山中にあるいわゆる岩石園の事で、苔むした岩と木々の緑が水面に映る癒しの園。

連日の猛暑にアキアキし、涼を求めて山奥へ行きたくなったのだった。   ケーブルカー車内

奥多摩では今年熊の出没が相次いでいる。

一人で行くのは……と思い山の会のIさんを誘って出かけた。

一番の目的はマイナスイオン溢れるロックガーデンの散策。

毎年見に行っているレンゲショウマの花見と、先日新聞記事で読んだムササビスウィングも。

流石に今年の暑さは尋常じゃないので、ケーブルカー6分で一気に831mの御岳平到着。  

うひょ~涼しい! 

大展望台からの眺望はガスが湧いてイマイチだったが、関東平野が一望できるスポット。

晴れていると遠く筑波山まで一望できるとか。

ケーブルカー内でアナウンスがあり、雷が発生したらケーブルカーは出ませんとの事。

立て看板にもデカデカと書いてあり、午後からの雷雨予報が当たらない事を祈ってスタート。

車内アナウンスで今245輪のレンゲショウマの花が咲いていると言ってた。

ホントかな~と半信半疑で見に行ったら……。

昨日の雨に濡れてしっとりと咲くレンゲショウマの花あり。

毎年のように見に登っているので分かるが、年々減少傾向にあり。  

約5万株が咲き誇る関東一の群生地との呼び名が高いが……。

ケーブルカー下車後すぐの富士峰園地北斜面にポツポツと咲いていた。

まだまだ蕾の方が多かったからこれからが見頃だ。

周りに草や花が増えて来てて、ヒメシャジンもそのようだ。

ブランコの方はケーブルカーから更にリフトを乗り継いだ上にあるので、今回はカット。

宿坊が立ち並ぶ道の脇に毎年咲く花、イワタバコ。

私が好きな花で今年もバッチリ見れて嬉しい!

御嶽神社へ歩く道すがら、たくさんの花たちに出会えた。

 ホタルブクロ  タマアジサイ  オカトラノオ

ノブキの小さい花  フウロソウ 

浅間岳でもお馴染み ヘクソカズラ 

初めて見たヘンテコリンな草?花? 

調べたらカラスビシャクではんげ(半夏)とも言い、薬草の花だが有毒だった。

神代ケヤキの木とベコニアの花 

御嶽神社の表参道には御岳山のポスターがずら~り、高尾山に負けじとアピールかも。   神社の鳥居

久々にお参りにやって来た武蔵御嶽神社。

寄進された灯篭が新しくなっていた。

おいぬ様を祀る神社でもある。

涼みにやって来たのに、石段を何十段も上がるうちに汗が出て来た。   

神社を後にしていよいよ山道コースに入り、時折吹く風の涼しい事と言ったら。

天狗の腰掛杉と呼ばれる巨木杉の木、枝がホント腰掛になりそう。

幹周り約6,5m高さ約60mもあり、天狗が腰掛けて人々を見下ろしているとか。

今日の核心ロックガーデンへ向かったが、Iさんの提案でいつもとは逆コースで。

いつもは急坂を下ってロックガーデンへ、でも今日は上の道で綾広の滝がある奥へ。  

最初に上から綾広の滝を見下ろしながら近づいて行った。

やっぱり夏は滝イイね~!

綾広の滝は約10mの高さから流れ落ちる滝で、いつまでもいつまでも滝の傍にいたかったな~。

前に来た時滝に打たれて修行をしている人がいたが、今日は静か。

右奥に汚れを清めると言われる神が祀られていた。

近くにお浜の桂と呼ばれる巨木カツラの木もあり。

清流が楚々と流れるロックガーデン、ギョギョ!メチャ大きいカエルがいた~。

何というカエル?とIさんが聞くので、ワカガエル(若返る)と答えておいた。

夏はロックガーデン一押し。   ヤマジノホトトギス

毎年のように来て歩いても飽きないし、東京都とは思えない涼しさ。

巨岩が連なる沢沿いの道、綾広の滝から七代の滝まで約1,5kmの遊歩道。

別名奥御岳渓谷とも呼ばれていて、夏だけでなく紅葉の秋も一押し。  

途中にある休憩所でちょっと早めのランチタイム。

天然クーラーの中で食べる手作り弁当の美味しかった事!

食後のホットコーヒーも空気が美味しいからか ウマッ。

ずっと居座って二人でお喋りを続けていたかったけどね~。

三角形の葉っぱにちっこい花が咲いていた、ミヤマタニソバという花初めての花。

ロックガーデンの最終近くの天狗岩に来た~。

天狗岩の近くから七代の滝へ行った事あるけど、かなり急坂なので今日はカット。

天狗岩に鎖を伝って登る事ができるので、一度登って見たいと思っていた。

でも今日は雨あがりで岩が滑るのでヤメ。

実際ロックガーデンの岩は苔むしてもいたし、滑りそうでへっぴり腰スタイルになりそうだった。

長尾平に戻って来てついでに突端にある展望台へ行って見た。

私は2度目だが都心の景色が広がっているはずなのに、どんよりとした雲。

    キハギ  ヤブレガサ

途中のヘリポートから今にも雷雲に発達しそうな……。

雷と言えば立山連峰の雄山に登り、剣御前小屋へ下る予定で稜線上を歩いていた時。

突然頭上で雷がピカッピカッそしてゴロゴロと何度も何度も。

初めての雷の襲来に遭い身を隠す場所もなく、メッチャ恐ろしかった経験忘れられない。 御嶽・奥の院が見えた

ラッパのようなウスタケ、グレーのウスタケはもう瀕死の状態?

当初の予定では長尾平から大塚山に向かい、丹三郎尾根を下って古里駅。

でも雲行きが怪しくなりレインウエアは持参してたが、雷だけはイヤなので……。

急遽ケーブルカーで降りる事に。 ツリガネニンジン 

ギンリョウソウ発見 

帰りのケーブルカーはたったの4分で下界(滝本)へ連れ戻された。

ケーブル下から御岳駅へのバスの車内で、Iさんに駅に着いたら別行動をしたい旨を伝えた。

歩き足りないから御岳から軍畑まで御岳渓谷を歩くからと。

ところが御岳駅に着いたら下界の猛暑にギョッとし、歩く気が失せた。

ランチタイム場所の温度は22度だったから10度差はあったのでは……。(ミニ温度計持参)

ケーブルカー上の駅でIさんが15000歩過ぎたよ~と。

 文明の利器は多いに利用しようという事でチャンチャン。

 

 

コメント
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