自然のシャワーを浴びながら:パート2

定年後の主人と晴歩雨読の日々。同じタイトルのニフティのブログ の続きです。

能登鉄道

2023-12-01 | 国内旅行(温泉)
最終日3日目も朝からモリモリ、でもちょっと食べ過ぎた。
デザートも欲張って全種類食べたので、反省。

朝8時にホテルを出て、能登鉄道観光列車に乗った。
世界農業遺産「能登の里山里海」を行く観光列車の旅。
といっても能登中島駅から穴水駅までの間は2駅で、20分位だったけど。
今では能登鉄道は七尾駅、和倉温泉駅など8駅しか走っていない。
能登中島駅構内保存されている貴重な車両があった。
鉄道郵便車オユ10という車両で、乗車して係の人から説明が聞けた。
車内には走行中に郵便物の区分け作業を行う作業室と郵袋室があったそう。
郵便車内ポストに投函すると、特別消印を押してくれると聞いた。
先に情報を知ってたら、富士山山頂のポストから投函したようにできたのに……。
あるいは駅舎内ではがきや切手を売ればいいのに、商売気がないな~と思った。
鉄道郵便車は国内にわずか2両しか残ってないそう。

能登中島駅から七尾湾沿いに走りだしたが、ほぼお客は我らツワー客のみ。
久し振りにレトロな電車に乗ったな~。
途中にはのんびりとした里山里海の景観が楽しめた。
最終日だから雨は降らせまいというお慈悲かも。
穴水駅のちょっと手前にトンネルイルミネーションがあった。
あっという間に走り去って、シャッターチャンスを逃して残念。

能登ローカル列車を楽しんだ後、能登里山空港から午前の便で帰京。
空港内になった自販機、売ってるものも外観も地元カラー満載。
さっきまで晴てたのが飛び立ったら雨粒が窓に……。
でも高度を上げたらすぐに青空の中を飛んだ。
往きはずっと厚い雲の中を飛んでいて景色が楽しめなかった。
帰りは幸い眼下に見えたものの、いったいどこら辺を飛んでいるのやら。
たったの1時間のフライト。
機上で3日間の旅を思い出しながら。
Kちゃんとまた楽しい旅行をしたいねぇなんて話ながら。
面白い雲を見たらパチリ!
この後大揺れでやっぱり厚い雲の中へ突入したら揺れた。
いよいよ東京湾が見えだした。
ANAだったので第2ターミナル、彼方に第1ターミナルへ向かうJAL機が飛んでいた。
1時間の空の旅と3日間の能登半島の旅が終了し、胸に穴が空いたような……。
あ~あ終わってしまったか~。
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奥能登の名所旧跡

2023-12-01 | 国内旅行(温泉)
能登半島2回目は相棒と旅行した事があるので、今回で3回目。
一番見たかったのは白米千枚田で、世界農業遺産に認定されている。
今日のコースは朝8時から夕方6時までフル、見て話を聞いて写真を撮って大忙しだった。
元気で動き回るには朝ご飯もしっかりと、というわけで完食。
外は朝から出発時から雨模様で、バスの窓にも水滴が……。

東京を発つときは快晴だったので、何故にわざわざお天気が悪い所へ……と。
でも時折パーッと雲間から朝陽が射して、思わせぶりなお天気。
だけどすぐに雨が降り出して霰に変わり霙になった。
能登の3日間で今年の不運を使い果たそう!
今日1カ所目は塩の駅・輪島塩に立ち寄った。
案内人のガイドによれば、揚げ浜塩田式という方法で塩をとっているという。
奧能登に古くから伝わる製塩の仕方だそう。
窯で薪を使って25%の塩水を15%の濃度にする等、工程の話を聞いた。
一口に塩と言っても粗塩や焼塩等もあるらしい。

よくポスターで目にする千枚田の棚田に来て、意外と狭いな~という感じを受けた。
白米千枚田の白米はしろよねと読むようで、私ははくまいと思っていた。
幾何学模様を描く棚田美。
海へ向かう斜面約4haに1000枚を超える水田が広がる光景だ。
世界農業遺産「能登の里山里海」を代表する絶景。
LED電球をあぜに25000個設置して、ライトアップ中だけど夜また来るのは無理。
散策路を歩けば天の川のように見えて、ロマンチックなんだろうけど……。
あぜが狭いので機械が入れず手作業だと聞いた。
水田に光が映える初夏と黄金色の稲穂が揺れる秋がベストかな。

3か所目は輪島漆器工房を訪ねた。
ここでも案内ガイドのおじさんが面白可笑しく説明してくれた。
漆とは漆の木から採取した樹液で、漆の木にわざと傷を付けるんだそう。
日本では9000年以上も前から食器、調度品、建築物等に利用されて来た。
漆と珪藻土の地の粉を木ベラでこすりつける下地塗りを4回繰り返すという。
その後炭と水で塗る中塗りをし、さらに刷毛で上塗り。
上塗りの所を彫って金をいれて模様付けをして完成。
聞いているだけで手間暇かかっている事が分かった。
刷毛は30代から40代の女性の髪の毛が使われるそう。
今日の見学者たちの髪の毛は問題外、なんて事言ったとか言わなかったとか。
最初に輪島を訪ねた50年位前に買った輪島塗の蓋付きお椀がある。
モッタイナイとお正月にしか使っていない、それこそモッタイナイかも知れない。

4か所目は輪島朝市で、各自のランチ込みで1時間半フリータイム。
約360mの通りに鮮魚や干物、野菜、民芸品等の露店が、約180軒位ひしめくと聞いていた。
日本三大朝市の一つで平安時代から続くと言われてるそう。
ところが6度と寒くて強風で一通り歩いて戻る頃には店じまいしていた。
確かに50年位前の朝市の活気と賑わいと比べると、雲泥の差だった。
今時の日本海は風速10m以上の日が3,4日続く事が多いそうだ。
輪島の朝市で乾物等の露店を出していたおばさんがそう言ってた。(フグ寿司)

5か所目は午後からの總持寺祖院で、開創700年を迎えたという寺院。
案内ガイドで特別御開扉と言う機会を得た。
明治時代の大火により総ケヤキ造りの山門だけが残ったとか。
広い境内には色づいたモミジがあったり、とにかく広いのなんの。
荘厳な雰囲気が漂う名刹だった。
旅行中ダジャレを言ってKちゃんを笑わせてたが、本堂では特に静かに。
予約すれば座禅体験もできるとか。
この部屋は特別御開扉となった座禅堂。
ここで修行僧が寝泊まりしているそうで、起床4時15分で1日のオツトメの始まり。
実際に修行僧の方が説明してくれた。
白山妙理大権現というパワースポットにお参りして見学終了。

続いて6か所目が能登金剛・巌門だった。
メッチャ驚きと感動を覚えた巌門。
日本海の荒々しさを肌で感じた巌門。
日本海の荒波が生んだ迫力の景観。
その迫力ある断崖絶壁の上にある道を歩いて行って。
険しく暗い急な階段を下りて行った先に広がった迫力ある光景。
真っ暗で不安そうなおじさんがいたので、スマホのライトを付けてあげた。
穴と言うかトンネルから物凄い勢いで水が噴出して来ていた。
すみっこには泡がたまっていて、まるで波の花のようだった。
今度は崖の上まで行って上から、穴から吹き出す大迫力の水の流れを眺めた。   
畳敷岩と呼ばれている場所もあった。
能登の荒波が長い年月をかけて独特の形態に彫りこんだ岩肌だった。
波間に平たい岩肌が見え隠れしていた。

7カ所目は妙成寺(みょうせいじ)で、案内ガイドによる特別内覧付きだった。
このお寺は加賀百万石前田家ゆかりのお寺だった。
日蓮宗本山で境内には重要文化財が十棟もあった。
五重の塔がリノベーション工事中だったのが残念。

今日の最終見学地のコスモアイル羽咋(はくい)は8カ所目。
NASA特別協力の宇宙科学博物館で、相棒と来た事があった。
アメリカと旧ソビエト連邦の本物の宇宙機材が展示されている。
戸外にあるロケットは前に来た時に写真に撮ったが、今日は雨に濡れていた。
何故に能登半島の辺鄙な羽咋という町に宇宙科学の展示室があるのか?
その答えはUFOが何度も見られたUFOの町だからとか。
でもそれだけではこんな大掛かりな本物をアメリカやソ連から持っては来れないはず。
名前は忘れたけど尽力した人がいたからだそう。
アメリカのマーキュリー宇宙船や旧ソビエトの宇宙船、通信衛星やアポロ司令船等。
一番高額だったのが旧ソビエトのルナ24号だそうで、いくらしたのか?ヒミツだった。
宇宙グッズを売っている売店に宇宙食もあった。

ようやく1日の予定をこなして能登のロイヤルホテル能登に到着した時外は真っ暗。
まず露天温泉岩風呂でゆったりとは出来ず、慌ただしく湯浴み。
それからお腹ペコペコにつき、てんこ盛りでパクついた。
デザートも別腹ではなくて窮屈な胃袋だったけど完食。
2晩目は昨日より早めに就寝。
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能登半島の旅

2023-12-01 | 国内旅行(温泉)
幼稚園からの友Kちゃんと二人の誕生日祝いをした10月。
旅行のパンフを持参したら、即決で能登へ旅する事になった。
日程が11月29日~12月1日しか空きがなくて……。
この時期日本海側はしぐれる日が多くて、10日前から天気予報が気になって。
予報通り3日間共に見事に雨の日に大当たりした。
今年を振り返って見れば、晴の運を今までにイッパイ使い果たしたようだし。
でもお天気が悪くてもそれなりに楽しんで……。
羽田空港を飛び立った時から、イマイチのお天気だったけど。
35名の団体ツワーで、ほぼ半数が夫婦で残りは女性2人組。<
能登里山空港まで佐賀に帰るより早くて、たったの1時間のフライトだった。
ほとんど真っ白いガスと雲の中を飛んでいて着いた。

能登半島に初めて行ったのは、まだ20代前半のウイウイしい最中だった。
ワンゲル同期で寮も一緒だったYちゃんに会いに、富山に行ったついでだった。
東京組のワンゲル同期のメンバー数人も来て、能登半島をドライブした。
私は免許取りたてだったのに、図々しくもハンドル握って運転したのだった。

午後便だったのでホテルに着いたらもう夕食の時刻。
能登牛、能登豚、海鮮の炉端焼きに舌鼓。
この間のBBQのようにちょっと焼きすぎてしまったが。
「ホテルのときんぷら」という変わった名前に由来を聞いてみた。
元が能登勤労プラザという名前だったそうで、そこからきんぷら。
皇太子殿下と美智子妃殿下も元のプラザの時にお泊りになったそう。
九十九湾に近いホテルなのに宿に着いても雨で、それらしい景色は見えず。
古民家を移築したという天井が高い食堂だった。
能登海洋深層水の露天風呂に入って、極楽極楽。
Kちゃんとは5月に沖縄旅行もしたが、今回も修学旅行のノリで夜遅くまでダベッテいた。


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