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今週の予定

2009年11月14日 22時18分58秒 | 

主な予定

 16日(月):(日)7-9月期GDP1次速報、白川日銀総裁講演
      (米)11月NY連銀製造業業況指数、10月小売売上高
        バーナンキ米FRB議長講演、
 17日(火):(日)9月第3次産業活動指数
      (米)10月生産者物価指数、9月証券投資収支
        10月鉱工業生産・設備稼働率、10月住宅建設業者指数(NAHB)
 18日(水):(米)10月消費者物価指数、10月住宅着工・住宅着工許可件数
 19日(木):(日)9月全産業活動指数、日銀金融政策決定会合(20日迄)
      (米)10景気先行指数、11月フィラデルフィア連銀業況指数
 20日(金):(日)日銀政策金利発表、白川日銀総裁会見

全体の予定

http://www.morningstar.co.jp/news/schedule/

 

日本の経済指標のポイント


 (16日)
 ○(日)7-9月期GDP1次速報:予想は前期比年率+2.9%

 7-9月期GDP1次速報は、前期比年率+2.9%と2四半期連続でのプラスが予想
 されている。

 政府の景気対策による民間消費の増加や、企業の設備投資の下げ止まりが
 主な要因となっているネガティブ・サプライズとしては、4-6月期の前期比
 年率+2.3%(改定値、改定前+3.7%)を下回った場合となる。

 日本の金融政策については、19-20日に日銀金融政策決定会合がある。

 前回10月30日の日銀会合では、企業発行のコマーシャルペーパー(CP)と社債
 を市場から買い取る措置を年末で打ち切り、企業金融支援特別オペを来年
 3月末まで延長した上で終了することを決定、時限措置の解除に動き始めて
 おり、今後も動向が注目される。

米主要経済指標のポイント


 (16日)
 ○(米)11月NY連銀製造業業況指数:予想は29.50

 11月のNY連銀製造業業況指数は、2004年5月以来の高水準となった10月の
 34.57から29.50程度まで反動減となることが予想されている。

 NY連銀指数の内訳で先行性のある10月の新規受注DIもまた、+30.82
 (9月+19.84)と05年8月以来の高水準まで大幅増となったため、2カ月
 連続でのポジティブ・サプライズとして、前月を上回る結果も想定される。

 (16日)
 ○(米)10月小売売上高:予想は+0.9%

 10月の小売売上高は、9月の前月比-1.5%から、+0.9%程度まで改善する
 ことが予想されている。

 今年最大の減少率を記録した9月は、米政府の自動車買い替え支援策の終了
 という特殊要因を背景に落ち込みは想定内で、自動車以外の売上高が2カ月
 連続の改善(9月+0.5%、8月+1.0%)となったことから、個人消費の底堅さ
 が窺える。

 (17日)
 ○(米)10月生産者物価指数:予想は前月比+0.5%、コア+0.1%

 10月の生産者物価指数は、前月比が+0.5%、コアが+0.1%程度の上昇が予想
 されている。

 10月の原油価格は2008年11月以来となる80ドル台を回復するなど、前月から
 大幅な上昇となっており、9月の結果(前月比-0.6%)のような落ち込みは
 想定しづらい。

 (17日)
 ○(米)10月鉱工業生産・設備稼働率:予想は鉱工業生産が+0.4%、設備
  稼働率が70.8%

 10月の鉱工業生産は前月比+0.4%で9月の+0.7%から低下、設備稼働率は
 70.8%程度で9月の70.5%からやや改善と予想されている。

 7-9月の鉱工業生産は、四半期ベースで+5.2%と08年第1四半期以来のプラス
 で、05年第1四半期以来の大幅な伸びを記録しており、景気後退は終息した
 との見方が強まっている。

 (18日)
 ○(米)10月住宅着工・住宅着工許可件数:予想は住宅着工件数が59.7万戸、
  住宅着工許可件数が58万戸

 10月の住宅着工件数は59.7万戸(9月59.0万戸)、住宅着工許可件数は58万戸
 (9月57.3万戸)と小幅増が予想されている。

 米政府による住宅購入者向け減税措置の延長を受けて、住宅部門は底入れ
 基調が当面継続するとの見方が強い。

 ただ、住宅着工件数の先行指標となる9月の住宅着工許可件数が予想を
 下回る結果となったため、警戒が必要。

 (18日)
 ○(米)10月消費者物価指数:予想は前月比+0.2%、前年比-0.2%、コア前月
  比+0.1%、前年比+1.6%

 10月の消費者物価指数は、前月比+0.2%、前年比-0.2%程度が予想されて
 いる。

 FOMC声明では、インフレは引き続き「当面抑制を予想」されているものの、
 10月の原油価格が08年11月以来となる80ドル台まで上昇しているため、多少
 の警戒は必要となる。

 (19日)
 ○(米)11月フィラデルフィア連銀業況指数:予想は12.0

 11月のフィラデルフィア連銀業況指数は、10月の11.5から12.0程度まで
 小幅上昇となることが予想されている。

 10月は前月より弱い結果となったものの、07年9月-11月以来となる3カ月
 連続のプラスになり、底入れしたとの見方は強い。

 しかし、依然として雇用の悪化が懸念材料となっているため、上向くには
 もうしばらく時間がかかると思われる。

 

オバマさんのアジア歴訪予定

 オバマ米大統領が13日に来日

 鳩山首相との会談では、日米関係、アジア・太平洋地域や地球規模の課題
 に関する日米協力をメインテーマに話し合う予定。

 その後、共同記者会見、14日にアジア政策演説を行う。15日はAPEC首脳
 会議(シンガポール)に出席。

 16-18日は中国に行き(上海、北京)、17日に胡錦涛主席と、18日に温家宝
 首相と会談する。そして、19日はソウルで李明博韓国大統領と会談する。

 オバマ大統領は訪中に関連して「人民元問題は他の問題とともに議題に
 なる見通し」と発言。

 それに対して秦剛中国外務省報道官は「人民元相場を適切かつバランスの
 取れた水準で安定的に推移させる政策を維持」とマイペースで人民元改革
 を続ける姿勢を改めて示していたが、中国人民銀行貨幣政策報告で「資本
 フローの変化や主要通貨の変動に基づき人民元相場メカニズムを改善」
 との方針が示されたことにより(従来の「人民元の基本的な安定を維持」
 との文言なし)、中国の為替政策が柔軟化の方向に進むとの見方が浮上。

 米中首脳会談への関心が高まっている。




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