主な予定
8日(月):(日)1月経常収支
9日(火):(日)1月景気動向指数速報
10日(水):(日)1月機械受注、2月企業物価指数
(米)2月財政収支
11日(木):(日)10-12月期GDP2次速報
(米)1月貿易収支
12日(金):(米)2月小売売上高、3月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値
1月企業在庫
全体の予定
http://www.morningstar.co.jp/news/schedule/
決算予定
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/opinion/closing_account/20100301-31.html
日本の経済指標のポイント
(10日)
○(日)1月機械受注:予想は前月比-3.5%
1月の機械受注は、12月の前月比+20.1%から-3.5%程度まで反動減と
なる見通し。
2ヵ月ぶりの減少見込みだが、製造業を中心として下げ止まり傾向は
続くと見られている。1月の輸出増加を背景とした、上振れリスクに留意
来週の米主要経済指標のポイントは次の通りとなる。
(10日)
○(米)2月財政収支:予想は-2020億ドル
米議会予算局(CBO)の推計によれば、2010年2月の財政赤字は2230億
ドルと推計されており、現時点でのコンセンサスには下振れリスクが
ある。
しかし、10日にかけコンセンサスもCBO推計に鞘寄せされてくる可能性
もある。
CBOによれば昨年比での赤字拡大の主因は一部雇用促進措置のための
支出という。
(11日)
○(米)1月貿易収支:予想は-410億ドルの赤字
まず、輸入については、米エネルギー省によれば1月の平均原油価格は
前月比約5%の上昇。
またISM製造業輸入指数は1月に小幅上昇。他方、同輸出受注も12月→1月
に+4%もの上昇している。
以上を総合すれば前月と同様かコンセンサス程度の赤字と見込まれる。
(12日)
○(米)2月小売売上高:予想は-0.2%、コア(除く自動車)が0.0%
すでに公表されている参考指標は、チェーンストア売上(ただしウォル
マートを除く)が前月比+6.1%程度と堅調。
しかし、自動車販売台数(季調済年率)が前月比-4.2%、ガソリン・
スタンド売上もガソリン価格の-2.5%程度の下落で落ち込む公算。
全体としてはコンセンサス並みだが、コア(除く自動車)には上振れ
リスクがあると見られる。
(12日)
○(米)3月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値:予想は74.0
2月確報値73.6からは、74.0程度まで小幅に改善する見通し。ダウ平均
株価指数は2月初旬に1万ドルを割り込んでから3月にかけて持ち直して
いるものの、ガソリン価格は2月中旬より上昇に転じている。
さらに 米国債入札が、9日に3年債(400億ドル)、10日に10年債(銘柄統合、
210億ドル)、11日に30年債(銘柄統合、130億ドル)で総額740億ドル
予定されている。
今回も波乱なく消化されるか動向が注目されるが、入札の結果を反映
して、米長期金利が上昇すれば、ドル・円は仕組み債絡みなどのドル
買いが強まり、金利が低下すればドル売りが強まる傾向が続く。