本日は、退職者会の作品展の展示のための事前作業と退職者会ニュースの記事を探しに組合の会館に出向くつもりで用意をした。必要なものをリュックに詰めて、家を出た。しかし家を出て100歩ほど歩いたときにふと、他のことを考えた。その瞬間に行先のことをすっかり忘れ、90度違う方向に歩きはじめていた。15分ほど歩いて神奈川大学の生協を過ぎたあたりで、当初の予定を思い出した。
行先はまるで正反対の方角になっている。やむなく六角橋の交差点から横浜行きのバスに乗り、横浜で乗り換えて石川町にある組合の会館にたどり着いた。予定より1時間ほども遅れた。
会議の予定や、人と会う約束はしていなかったのが不幸中の幸い。遅くなった作業を終えたのは16時半を過ぎていた。
玄関を出てからわずか5分ほどで、行き先を忘れてしまう、というほどに物忘れがひどくなったのか、認知機能に問題が生じているのか、単なるミスか、いずれにしろすっかり落ち込んでしまった。こんなはずではなかった‥と思う。
どうしても乗れない日というのが、なんだか乗れない日というのが、増えている。氏は立ち止まらずに、歩いてしまう。私は歩けず、留まることにしている。しかし、腰は据わらず、震えこそないが、落ち着かない。左胸を撫でて、しばらく、ひとりになれそうな場所を探す。現実は現実として、そこにあることは確かなので、深呼吸しかない。コーヒーもいいが、泡盛あたりの地から借りるもいい。無理しないことですぞ。
ふと別なことを思い出してしまって、そちらに思考が向いてしまうと、大事なことを忘れてしまう。
徘徊老人の顕著な症状のように思われますが、どうでしょうか。
認知機能の衰えには外呑みが有効でしょうか?
明日から外呑みもできるようですね。
外呑みの効果を見てみたい気もします。