昨日から読み始めた「日経サイエンス4月号」。
目を通したのは、「特集 スーパーフレア」の
・「けた外れの太陽面爆発」(J.オカラガン)
・「巨木の年輪に刻まれた太陽の異変 古文書が助けた科学解析」(中島林彦)
・「進化する宇宙天気予報 ネットワーク社会の崩壊を食い止める」(吉川和輝)
の3編全部。
「特集 コロナワクチン3回目接種」から
・「オミクロンにどれだけ効くのか?」(出村政彬)
もともとふたつの特集「スーパーフレア」と「コロナワクチン3回目接種」、ならびに「緊急レポート」の「トンガの海底火山噴火津波はなぜ起きた?」が目に飛び込んできての衝動買いに近い買い物であった。
まずは残りの「ワクチンが効かない人たち 免疫弱者をコロナから守る」と「トンガの海底火山噴火津波はなぜ起きた?」を本日中に読み終えたい。
他の論考では「キラーT細胞はオミクロン株も認識」、並びに理解できる自信はまったくないが「新たな物理の糸口になるか ミューオンg-2実験」、「高エネルギー物理実験の限界を打ち破る プラズマ航跡場加速」の2編にも目を通したい。
コロナワクチンのふたつの論考では、それぞれに要約が記されている。
★3回目で免疫が「幅広く」なる
・オミクロンに対しても2回の接種で得た免疫は残っているが、発症を防ぐ免疫が低下している。3回目の接種はこれを補うことができ、幅広い変異ウィルスに対応できる抗体がつくられる可能性がある。
・3回目のワクチンの種類は以前と同じでも異なるものでも構わない。
・今後の追加接種では接種間隔をいたずらに縮めない計画的な接種が求められる。より性能の高いワクチンの開発も進んでいる。
★追加接種を巧妙に
・病気で免疫系が弱まっている人や、免疫抑制剤を投与されている人は、ワクチン接種を受けても十分な抗体ができにくい。新型コロナに感染しやすく、入院や死亡のリスクが実際に高くなっいる。
・これら免疫不全の人がワクチンにどう反応するかが調べられ、詳細がわかってきた。健康な人に比べると弱いもののある程度の反応が起っているひとがおり、成果接種が有効だ。
・免疫抑制剤を投与している場合、治療のタイミングを調節してワクチンを接種するのがよい。新型コロナに対するモノクローナル抗体を予防的に投与する方法も考えられる。