「日経サイエンス7月号」に「Front Runner 挑む」という記事に「宇宙気候学の機影 宇宙と地球環境に迫る」という記事があり、宮原ひろ子武蔵美術大学准教授の紹介記事があった。「地球の天候に影響を及ぼす宇宙線や太陽活動 老木や氷床、石灰岩に過去の痕跡を探り宇宙と地球環境の未知の関係を解き明かす」という紹介であった。地球の天候や環境に宇宙船や太陽活動(ひょっとしたら銀河系の回転も含めて)が影響を与えているということについては私はとても感心がある。太陽の黒点活動の周期の変遷などもまだまだ解明されなくてはならない課題であるし、解明の可能性はあるはずだ。
このような研究が地道に、そして大きな成果を生むことを期待している。今後私はおおいに注目したい分野である。
またブックレビューの項で、「新型コロナウイルス 脅威を制する正しい知識」(水谷哲也、東京化学同人、1200円)が「コロナウイルスの出自・来歴・現在そしてパンデミックを見事に俯瞰」していると紹介されていた。とりあえず立ち読みで判断してみたい。