久しぶりの小雨の降る日曜日、聴いているのはモーツアルトの「弦楽四重奏曲第14番~第23番」。演奏はアルバン・ベルク四重奏団の1987~90年にかけての録音。
フランツ・ヨーゼフ・ハイドンに献呈された「ハイドンセット」はこの第14番から第19番の6曲である。
親しい仲にあった作曲家で出版業者のフランツ・アントン・ホフマイスターのために作曲されたといわれる第20番は「ホフマイスター」といわれる。
プロシヤ王フリードリヒ・ヴィルヘルム2世からの依頼により作曲された、とされる「プロシヤ王セット」は、この第21番から第23番の3曲である。
これらのモーツアルト後期の10曲は、いつ聴いても、幾度聴いても実に心地よい。1991年頃に購入して、大切にしているCDである。