Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

本日の夜の読書

2020年02月27日 22時28分36秒 | 読書

   


 帰宅後に読んだものは
1.「新型コロナウィルス感染症 市民向け感染予防ハンドブック」(第1.1版)
 2月25日の発行されたもので、監修は「東北医科薬科大学医学部感染症学教室特任教授・東北大学名誉教授 賀来満夫」となっている。表紙もいれて20頁の小さなパンフレットである。
 咳エチケット、手洗い、環境消毒、換気と分けて、分かりやすく記載している。特に環境消毒と換気については目新しい記述に思えた。

2.「図書3月号」から6編

★ブヨブヨ            司  修
「わたしのいる場所、その空間が歪んでいくのです。空気がブヨブヨしていて私にはそれが見えるのです。空気を吸うのではなく飲まなくてはならないのは苦しいのです。苦しんでいる私の姿を、私が見ているわけです。見ている私は少しも苦しくありません。空気は水だったのです。蓮の葉に溜まる水は飛散せずに溜まっていきます。‥大江健三郎のエッセイを読んでいると、人間の苦しみが伝わってきます。「人間の苦しみ」が重く残るのをブヨブヨにせず受け止めなくてはならないと思うのでした。‥」

 前半の臨死体験のような夢の物語りと、後半の「ブヨブヨ」云々がまだ私の中ではうまく結びつかないが、いつかフッとわかる日があるかもしれない。

★<1989-2019>の意味を問う    樋口陽一

★石巻と石巻学          大島幹雄
「『石巻学』という雑誌を通じ、今後もさまざまな場をつくっていきたいと思っている。郷土史家が「石巻は何度もいろいろなものを失くしながら、それを乗り越えてきた、クラッシュ&ビルドの街だった」と語っていたが、未曽有の被害を蒙った石巻に今回はさまざまな場をつくることで乗り越えられないだろうかと思っている。‥それが私なりの故郷の復興のために生きていくという現段階の答えだと思っている。」

★はじまりの小三治        小林聡美

★物書き出世せず         原田國男
「寅さん映画の中で司法試験受験の苦学生の口をとおして、「いやしくも、人の生命と自由と財産を守るべき裁判官と弁護士は、ゆたかな教養とのびやかな精神の持ち主でなければならない」と語られている(『寅次郎恋愛塾』)。ここに検察官が含まれていないのは山田洋次監督特有の皮肉かも知れないが、‥「豊かな教養とのびやかな精神」は人を裁く者にとって不可欠である。‥いくら法律論に長けていても、これがなければ、良い裁判はできないであろう。」

★父の襲撃            町田哲也



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