Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

桜の実

2021年04月15日 19時42分05秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 14時過ぎの気温が15.6℃とほぼ平年並みの気温、少し肌寒く感じたのは東寄りの風が冷たかったからだろうか。夕方にはすっかり雲が空を覆ってしまった。
 カワヅザクラには桜の実が他のソメイヨシノなどよりも早く赤くなり、風に揺れていた。
 見上げていると、何だろうと私の顔をのぞき込む人もいてびっくり。不思議な人がいるもんだ、というような顔でのぞかれた。のぞいたということは「危険な人」とは認識はされなかったようで、せめてもの救いだった。
 花が咲いていないと、見る人も、注目する人もいなくなる桜である。
 写真を撮っていると今度は小さな男の子が寄ってきて、赤い実がなっているよ、とわざわざ教えてくれた。子どものほうが大人よりも良く観察している。孫なのであろうこの子を連れた女性が「失礼しました」と笑って子どもの手を引いて行った。子どもは赤い実がなっていることをこの女性に教えられて、私にそれを誇らしげに教えに来たのだろうか。

 こういう会話なり、挨拶は心をなごませてくれる。それこそ「不審者」扱いだった私は、この子どもと女性の挨拶に、心がほどけたように感じた。何か救われたような気分になった。


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