Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

講座がすべて中止・延期

2020年03月01日 18時28分16秒 | 思いつき・エッセイ・・・

 神奈川大学の市民向け講座は3月いっぱい中止との連絡が入った。私と妻の受講している講座はそれぞれ一つずつ。中止なのか、延期なのか、具体的には後日連絡とのことである。
 日曜にも関わらず出勤の上、電話連絡をしてくれた職員には感謝。ひとりひとりの受講者に連絡という苦労をさせてしまっている。

 果たしてここまでする必要があるのか、とも思うが、世の中の全体の流れの中では講座の実施というのは難しいと思われる。大学側としても、受講者に感染者を出すわけにはいかないのでこの決定も理解はできる。
 専門家ではない私には判断はつかないが、問題は「政府」。疫学や医療について素人の「首相」が専門家会議も開かず、与党の対策会議にも諮らず、学校の全国一斉休校を独断で決めてしまうほうがもっと怖い。
 政治というものは、人に諮りながら、人の意見を踏まえながら「組織」として決定して進めていくものである。それが出来ない政府・政権は極めて危険な「独断」「独りよがり」でしかない。それを「独裁」というのである。
 一斉休校というものの影響を想定せずに独断で決定して発表、その影響の大きさに慌てて「記者会見」という名の「発表」を行うというとんでもな対応は民主主義の根幹を無視している。休業補償などの制度は国会での予算審議が必要なはずである。そんな予測も出来ずに、独断専行する政権運営は極めて危険である。
 「緊急事態」という言葉の独り歩きも怖いが、このようなときこそ必要な野党との事前すり合わせも行わずに発表してしまった。危機のとき程、人の意見を素直に聞くことが大切なことは中学生でも知っていなければならないことである。危機のときほど人の能力が表に出る。
 そしてトップのひとことでどれだけの人間が動きまわり、そして人間の厖大なエネルギーが費されなくてはならないか、ということがわからない人には政治・組織の責任者にはなってほしくないものである。日本の政権はブラック企業そのものである。 



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