Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

「図書4月号」から その1

2024年04月02日 21時17分41秒 | 読書

 本日喫茶店で読んだのは「図書4月号」。以下の7編に目をとおした。

・[表紙]比叡山麓の山桜     加藤静允

・モダンジャズの「花伝書」   五木寛之
(「マイク・モラスキー著「ジャズピアノ」について)演奏者とリスナーとの境界を自由に往来しながら、現代におけるジャズの位相を、これほど鮮やかに分析してみせた本は、これまでになかった。現代の『花伝書』と呼ぶ所以である。

・ジャズを聴きなおす      深澤英隆
日本は、ジャズ聴取者が多い国だとよく言われる。アメリカでの音楽ジャンル別の売上シェアは、ジャズとクラシックがともに1%で最下位である。日本人を対象としたアンケートでは、ジャズを上げたものは全体平均で10%前後であり、これが60第男性では23%となる。
本書を読む前と後では、ジャズの聴き方、聴こえ方が変わる。このことは読了した誰もが感じるに違いない。

・創立100年、「恩人」を迎えた東洋文庫   牧野元紀

・「教会の外に救いなし」 パスカルの信仰告白をめぐって    塩川徹也

・「ショック・ドクトリン」のインパクト   西谷 修
「新自由主義」とは、たんにひとつの経済思想なのではなく、市場の自由のために人びとの人格や社会の破戒を要請する「ショック・ドクトリン」なのである。・・アメリカ的「新世界」設定のための戦略教程だということだ。この着眼が本書に政治・経済・社会を貫いて歴史と認識論も巻き込んだダイナミックな視野を開き、圧倒的なインパクトを生んでいる。ナオミ・クラインがただのジャーナリストでなく、「思想家」と呼ぶにふさわしい所以である。

・見えないキノコの勤勉な日々       永井佳子
私は大学で美術史を専攻する中で、・・・作家というひとりの人間の生き方や、その人が生きた時代や社会、環境などが同心円状に広がりながら見えてくることに興味を持つようになった。
展覧会の場所やタイミング、作品を伝えるためのメディアの種類やデザインなど届け方や出会い方を工夫することで・・私たちを取り巻く社会や環境課題に関連したすべての歴史と、伝えるための技術や美意識といった多種多彩な要素を接続して、混沌とした暗闇のなかに微かに見える淡い光の道筋を追いながら、手探りでその思いを形にしていく。
この世界にあってどんな枠組にも入れることができないもの、逸脱するものには、それを的確に示す言葉も当てはめるカテゴリーもない。私は菌類の動きを思い浮かべながら、分類できない人間の創造をも追っている。逸脱するものを受け入れること、自然の循環のなかに人間の営みを戻すこと、成果だけに止まらない目に見えない創造の蠢きのなかに身を投じることである。

・ビールとともにある街の歴史       有友亮太


半袖の上着がそろそろ欲しい

2024年04月02日 12時59分20秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 午前中の作業はいったん終了。昼食はお粥と昨晩の肉じゃがの残り。これより妻は食料品の買い物。私はいつものとおり、ウォーキングを兼ねてターミナル駅まで。駅近くの喫茶店でコーヒータイムと読書タイムの予定。
 本日は陽射しが柔らかく風もなく穏やかである。19℃になる予報である。何を着て外に出るか、悩ましい。半袖のポロシャツをそろそろ用意したほうが良いかもしれない。