Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

ショパン「ピアノ協奏曲第1番」

2016年03月20日 18時06分19秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等


 第1番とあるが、実際は2番目に作られている。最初に書きあげたヘ短調協奏曲(第2番)を1830年3月にワルシャワでのプロデビュー演奏会で初演したのちに作曲に取り掛かった。そして同年の10月、ウィーンへ出発する直前に行われたワルシャワでの告別演奏会においてショパン自身のピアノ独奏により初演された。
 ふたつのピアノ協奏曲は19歳という若いショパンのデビュー作とも云われる。そして双子のような曲でもある。
 親しみやすい曲想であり、多くのファンがいる。

 ピアノに対してオーケストレーションに単調さがあると云われているようだ。第2番も同様に他人のオーケストレーションの可能性が高いということになっている。一方で、第2楽章に弦に弱音器を付けたりするところなどは、ショパン独自のオーケストレーションを試みた形跡もあるとのことである。
 このオーケストラの厚みがないということは、ヴィルトゥオーゾの傾向に随ったピアノ主導の曲であるのか、ショパンのピアノソロ重視の方向なのか、病弱のショパンにとって作曲上の困難の結果だったのか、さまざまな解釈もあるようだ。
 若いショパンが意図したと思われるオーケストレーションを復元した「コンサート・バージョン」と、従来の楽譜を校訂した「ヒストリカル・バージョン」があるともいうが、このCDの演奏がどちらなのかは記載はない。。

 演奏者はエマニュエル・アックスのピアノ、ユージン・オーマンディー指揮、フィラデルフィア管弦楽団による1982年の録音である。



 実はもう一種類ショパンのピアノ協奏曲を持っている。クリスティアン・ツィマーマンのピアノと指揮、ポーランド祝祭管弦楽団による1999年の録音盤である。こちらはCD2枚組である。聴くときはいつも2曲まとめて聴きたいので、こちらを聴いたのは2000年頃に購入した時に一度だけのような気がする。本当はじっくりと聴き比べた方がいいと思う。
 明日はこちらを聴いてみることにする。

日比谷公園沿いにはコブシの花

2016年03月20日 13時45分59秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
   

 昨日は「戦争法廃止・安倍政権の暴走許さない3.19総がかり日比谷大集会」の集会に参加し、東京駅近くまでデモ。
 雨は横浜より弱かったようで、最初はポンチョを被っていたけれど、13時過ぎにはほぼ止んだ。デモに出る直前に再び少しだけパラついたが、合羽を着ることもなくそのままデモに参加した。
 デモに出る直前公園の入口のソメイヨシノが一枝分だが、開花しているのに気がついた。公園沿いの街路樹はコブシの花が見事に咲いていた。

 15時30分という早い時間から新橋駅傍のガード下でだいぶ飲んで、夜になってから帰宅した。

 本日は朝から退職者会の明後日の幹事会でのメール作業のためのいくつかの作業をこなした。バックで聴いている曲はショパンのピアノ協奏曲第1番。