Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

「人類がまだ埋葬していないものの代表は戦争である」(中井久夫)

2015年12月02日 21時18分38秒 | 読書
 当面身辺雑記で、と宣言したが、本日読んだ部分は早目に掲載してみたくなった。このことで私の頭の中がさらに切羽詰まってしまうことない。今の時代、是非多くの方に目をとおしてほしい「戦争と平和 ある観察」(中井久夫、人文書院、税込2484円)である。

 「人類がまだ埋葬していないものの代表は戦争である。」
 「人類はなぜ戦争するのか、なぜ平和は永続しないのか。個人はどうして戦争に賛成し参加してしまうのか。残虐な戦闘行為を遂行できるのか。どうして戦争反対は難しく、毎度敗北感を以て終わることが多いのか。」
 「戦争を知る者が引退するか、世を去った時に次の戦争が始まる例が少なくない。」
 「今、戦争がわずかでも知る世代は死滅するか現役から引退しつつある。」
 「戦争と平和というが、両者は対照的概念ではない。前者は進行してゆく「過程」であり、平和はゆらぎを持つが「状態」である。」
 「「過程」は理解しやすく、ヴィヴィッドな、論理的な語りになる。「状態」は多面的でね名付けがたく、語りにくく、つかみどころがない。」

 引用したい部分はたくさんあるが、本日はこの辺で止めておこう。

本日はノンビリと‥

2015年12月02日 20時26分40秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 本日の最高気温は11.5℃でようやく15時直前に記録した。とても寒く感じた日である。うすいダウンを着て歩いた。雨も少々。

 退職者会の仕事はちょっとサボらせてもらって、母の病院の付き添いのあとは、横浜駅まで一人で出かけて書店、家電量販店、新しくなった西口地下街をブラブラ歩いた。書店では注文しておいた「戦争と平和 ある観察」(中井久夫著、人文書院)を2484円にて受け取った。
 財布にはとても優しいとは言えない値段だが、これは買わないわけにはいかない。表題作はすでにみすず書房から「樹をみつめて」に収録されているものであるが、他のものも含まれている。
 喫茶店でコーヒーをすすりながら10ページほど、そして帰途は珍しくバスに乗って3ページほど読んだ。
 表題作は2010年に読んでいて鮮明に覚えていたが、やはりこれは何度読んでもいい作品である。頭を使わずボーっと過ごしたかったけれど、このような刺激は嬉しい。

 明日は朝からみなとみらいで講座がある。これは楽しみにしている講座であり、待ち遠しい。お昼に終わるひとつめの講座があるのだが、次の講座は16時。4時間の時間の過ごし方が課題である。予報は曇りなので関内から南区方面、あるいは磯子方面に向けてウォーキングをしてみたい。
 明日の最高気温は17℃程度とのこと。特に寒さは感じないようだ。


自分で勝手に切羽詰まった頭を少々冷やさないと‥

2015年12月02日 10時29分23秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 頭が少々お疲れ気味。ということで少しの間は身辺雑記のようなことをとりとめもなくつづることになる予感がしている。「少しの間」は長めに見てもせいぜい一週間位。その間に公式的なことでこなさなくてはならないことをゆとりを持って処理したい。
 まずは時間に迫られた事項を先に処理をしないとゆとりは出てこない。私の短所は「あれもこれも」そして「人の忠告を聞いているようでいて結果的には耳を貸さない」、だから「どこかで自分自身でブレーキをかけないと、要請されたことにのめり込む」ことだとよく云われる。自分でも理解はしているつもりなのだが、つい忘れてしまう。「いつの間にか自分を見失うよ」という忠告もよく聞く。
 どこか軽くハイキングでもしたいものである。そういう時間を来年こそはとりたい。

 さて本日の午後は母親の付き添いで病院へ。もっとも10時から13時まで団地内の水道工事のために断水なので、家にはいない方がいい。何といっても便所の利用が出来ないから、病院の待合室で読書タイムの方が便利である。