shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

根尾谷淡墨桜を観てきました(岐阜県本巣市)

2022-04-14 05:12:07 | 山行・旅行
山梨県北杜市にある山高神代桜を観た後は、岐阜県本巣市にある根尾谷淡墨桜を観に行きました。
走行距離は、中央自動車道と東海環状自動車道を通って273kmです。根尾谷に入るまでは順調に行けました。ところが残り6kmという所で、国道157号が大渋滞です。
これでは日が陰るまでに現地に着かないと思い、川の反対側の道へ迂回しました。しかし残り2.8kmという所でやはり渋滞です。運よく側に車を停められるところがあり、歩くことにしました。
何とか4時過ぎに現地に着きましたが、淡墨桜は山陰にあるので、写真はまさに淡墨色になってしまいました。
見る方向を変えて、ご覧いただきます。






岐阜県観光連盟のサイトをもとに、淡墨桜についてご説明します。
『樹齢1500余年を誇る孤高の桜。継体天皇お手植えの桜と伝えられ、薄いピンクのつぼみが、満開になれば白に、そして散り際には淡い墨色になることから淡墨桜と名付けられたと言われています。
樹高17.3m、幹回9.4mの大木は、山梨県の「山高神代桜」と福島県「三春滝桜」と並んで日本三大桜のひとつに数えられ、国の天然記念物に指定されています。』
サクラの品種はエドヒガンです。

根元の部分は苔むしていました。




満開のサクラの花色は、多少ピンク色を残した淡墨色でした。


ここからはおまけの写真です。車の大渋滞をよそに、歩いて現地へ向かいました。赤い橋が人が通る吊り橋で、その上流に車が通る橋が架かっています。見たところ車はまったく動いていませんでした。
 

橋を渡っていると土手に何やら動くものが見えました。国の特別天然記念物のニホンカモシカです。夢中で草を食べていました。
 
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次は帰路に撮った写真です。根尾谷は根尾谷断層でも有名なところです。断層の前後で地面の高さが2~3mほどズレているのが分かります。
この断層崖は、国指定の特別天然記念物に指定されています。これで2時間ほどの間に、天然記念物を3つも見たことになります。


Wikipediaをもとに、根尾谷断層の概要をお知らせします。
根尾谷断層は、1891年(明治24年)に発生した濃尾地震の地震断層です。
この地震により、数十kmに渡って地表地震断層が現れました。断層の総延長距離は約80km、活動一回あたりの最大左横ずれ変位量は8m、最大上下変位量は6mです。濃尾地震は、マグニチュード8.0という日本史上最大の内陸地殻内地震(直下型地震)でした。その地震断層である根尾谷断層も日本最大の地震断層となりました。

根尾谷淡墨桜を観てきました(完)
2022/04/09
コメント (16)
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