shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

シジュウカラの子育て日記 - その①

2022-04-27 05:25:45 | 
3月25日に、シジュウカラ用の巣箱をヤマボウシの幹に取り付けた。材料はすべて天然木を用いて作った自家製の丈夫な巣箱だ。
翌26日の朝に、早速1羽のシジュウカラが巣箱の入り口に止まって中を覗いていた。どうやら下見に来たらしかった。

4月5日の朝、シジュウカラのつがいが来て、1羽が中に入った。それから1時間ほどして巣作りが始まった。この作業が数日続いた。
これまで私は勘違いしていたが、シジュウカラはメスが単独で巣作りをするらしい。抱卵もメスだけで行う。抱卵期間は12~14日とのことだ。
雛(ひな)が生まれてからはオス・メス共に雛に餌を運ぶ。雛は孵化してから16~19日で巣立つ。

<4/5 巣材を巣箱に運び入れるシジュウカラ>


<4/6 巣箱から飛び出すシジュウカラ>


4月7日の朝、メスが巣箱の中にいて、オスは外で警戒に当たっていた。オスはしきりに声を出してコミュニケーションしていた。

<4/7 巣箱から飛び出すシジュウカラ>


その後、旅行に出ていたこともあり、いつ抱卵が始まったのかは分からない。巣箱からの出入りはしばらく見ていなかった。
ある日、スズメが巣箱の中を覗こうとしたことがあった。スズメはすぐに頭を引っ込めて飛び去った。恐らく中にいたシジュウカラに威嚇されたのだろう。

4月19日の夕刻、オスがヤマボウシに止まって、警戒しているのが見えた。オスは近くの電線に止まっていることが多かった。

<ヤマボウシの樹に止まって警戒するオス>


4月25日の朝、ネコが巣箱を襲撃する未遂事件が発生。シジュウカラは無事だったが、巣箱が傾いた。

<シジュウカラは無事だったが、巣箱が傾いた。食事から戻って来たメス>


今のところシジュウカラは抱卵を続けているようだ。26日の朝も出入りするのが見えた。
一方、その後もネコが近くをうろついている。ネコが嫌がる超音波と光を発してネコを撃退する装置を置いた。
しかし、シジュウカラにもストレスになるといけないので、今は電源を切って置いてある。はたして効果はあるのか?


実はネコにはこれまで散々いやな思いをさせられてきている。
子どものころ飼っていたハトがネコに襲われた。また今の家に引っ越した後、冬場に餌台を置いていたところ、キジバトが襲われた。
ネコが鳥を襲うのは本能だとして、飼いネコを外へ出さないで欲しい。また野良ネコには餌を与えないで欲しい。

<トピックス>
巣作りから子育てにオス、メスがどのようにかかわるかは、野鳥の種類によってずいぶん異なることが知られている。
この中で、ウグイスのオスは交尾する以外、巣作りから子育てまでに一切かかわらない。
メスが単独で巣を作り、抱卵し、ヒナの世話もメスだけで行う。オスは縄張り内に次々とメスを誘い込み、一夫多妻の生活をする。
ウグイスの鳴き声はこのために進化したものだ。夏の間鳴き続けるウグイスは、決して恵まれない独身男子ではないようだ。

続きは随時お知らせしたいと思う。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする