shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

タカネナデシコ - 白山・観光新道

2018-08-04 20:06:13 | みんなの花図鑑
タカネナデシコ(高嶺撫子)は、ナデシコ科ナデシコ属の多年草で、カワラナデシコの高山型種です。
ユーラシア大陸北部と、日本の北海道・中部地方以北の高山帯の、岩礫地や草地に分布します。

shuの花日記には、昨年、至仏山と白山のタカネナデシコを掲載しました。
石川県では、準絶滅危惧(NT)となっているようです。

この写真は、観光新道の馬のたてがみ付近で撮りました。
(7月30日に撮影)
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ミヤマアキノキリンソウ - 白山・観光新道

2018-08-04 19:55:54 | みんなの花図鑑
ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草)は、キク科アキノキリンソウ属の多年草です。別名をコガネギク(黄金菊)といいます。

東北アジア及び日本の北海道と本州中部以北の亜高山帯〜高山帯の草地、砂礫地に生育します。

アキノキリンソウの高山型亜種で、アキノキリンソウの花が比較的まばらにつくのに対し、ミヤマアキノキリンソウは頂部に固まってつく傾向にあります。
高さは15~30cmで、黄色の直径1.2~1.5cmの花を咲かせます。花期は8〜9月です。

白山のあちこちの登山道わきに見られましたが、この写真は観光新道の、馬のたてがみ付近で撮りました。
(7月30日に撮影)
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ハクサンシャジン - 白山・観光新道

2018-08-04 19:30:51 | みんなの花図鑑
ハクサンシャジン(白山沙参)は、キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草です。
別名をタカネツリガネニンジン(高嶺釣鐘人参)といい、分類上は、ツリガネニンジンの高山型変種になります。

日本の固有種で、北海道や本州の中部地方の高山に自生します。

葉は披針形で、3~5枚が輪生します。葉の縁には鋸歯があります。下部につく葉は開花時期には枯れます。よく似たヒメシャジンやミヤマシャジンの葉は互生します。
花は淡い青紫色をした鐘形で、数輪ずつ輪生します。花の色は濃いものや薄いものがあります。花冠の先はやや広がり、雌しべの花柱が長く突き出ます。イワシャジンやヒメシャジンは、花柱が突き出ることはありません。

白山の観光新道の馬のたてがみ付近で、ハクサンシャジンが群生していました。
別当出合近くで観たツリガネニンジンとは、あきらかに大きさや雌しべの突き出し方が異なります。

また、昨年日光白根山で観たハクサンシャジンよりは花色が薄く、やはり昨年白山観光新道で観たものとは同じ色合いに見えました。

(7月30日に撮影)
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ハクサンボウフウ - 白山・観光新道

2018-08-04 07:52:02 | みんなの花図鑑
ハクサンボウフウ(白山防風)はセリ科カワラボウフウ属の多年草です。
北海道、本州の中部地方以北に分布し、高山帯の草地に生育します。

茎は直立し、中空で、高さは30~90cmになり、上部は単一か分枝します。
葉は1~2回3出羽状複葉または単羽状になります。小葉は広披針形から広卵形で、縁にあらい鋸歯があり、不規則に浅裂し、形に変化が多いです。
側小葉に柄はありません。葉柄の基部が鞘状に膨らんで茎を抱きます。
花期は7~9月。茎頂か、分枝した先端に直径2.5-5cmの複散形花序をつけ、10-10数個の小花序をつけます。
花は直径2-3mmの白色の5弁花で、複散形花序の下にある総苞片、小花序の下にある小総苞片ともに、ふつう有りません。

白山の標高2000m以上に出現するセリ科は11種あり、同定は容易ではありませんが、図鑑にある特徴、写真と照らすとハクサンボウフウだと思います。真上から見ると分枝の様子がよくわかります。
白山によくあるお花です。馬のたてがみ付近でたくさん見かけました。
(7月30日に撮影)
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アカバナシモツケソウ - 白山・観光新道

2018-08-04 05:54:17 | みんなの花図鑑
アカバナシモツケソウ(赤花下野草)は、バラ科シモツケソウ属の多年草で、シモツケソウの高山型変種です。

本州の中部地方、関東地方に分布し、亜高山帯から高山帯の草原や稜線などに自生します。

高さは30~70cmくらい。葉に長い葉柄があり、茎に互生し、頂小葉は掌状に5~7裂します。葉柄にある側小葉は数対つき、葉柄の付け根にある托葉は茎を耳状に抱きます。
花期は7~8月で、ピンク色の小さな5弁花を散房状につけます。

白山の観光新道の馬のたてがみ付近で、アカバナシモツケソウの群落をいくつも見ました。
よく見ないと気づきませんが、小さな5弁花を咲かしていました。

普段、殿ヶ池避難小屋は風通しがよく涼しいのですが、到着したときは窓が閉め切ってあって暑苦しかったです。すぐに窓を全開にして小休止を取りました。
避難小屋の前後は急登が続き、お花もそれほど多くないのですが、馬のたてがみに差し掛かると一挙にお花が増えます。
展望もよく、観光新道の中でも一押しのポイントです。
アカバナシモツケソウの群落は、その後も南竜水平道など白山の各地で多く見かけました。

(7月30、31日に撮影)
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