徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

世界一周、徒歩旅行-シンガポールからヨーロッパまで歩く編-990

2015-12-23 06:49:13 | 世界徒歩旅行

発展した時代、昭和に生きた若者の徒歩旅日記
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世界徒歩大旅行記3万4千キロ
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日本、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドの約15,000kmを歩き終わり、1983年10月10日から1985年9月27日まで約2年間シンガポールからポルトガルのヨーロッパ大陸最西端であるリスボン近くのロコ岬まで約19,000km徒歩で横断。

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(スペイン)-609

23)スペインを歩く

日記から-17

8月 16日(金曜日) 快晴

 今日の僕はこの頃の僕とは違う。
それは何だか気持ちが焦って、落ち着きがないからである。それでか?非常に疲れたのである。
今日はホテルに泊まろうと朝から決めていた。
そのホテルがある町まで歩く距離が57kmあったのと、宿所に着く時は早く着きたいこともあり焦ったのである。
その様な時は前へ前へと気持ちが焦るので、そう思うと歩き方が崩れるのである。その結果、疲れるのであろう。
最後の15km前で疲れたから休んでしまった。この様なことはこのところ珍しい。
と言うのも、普段は歩き慣れているから、休みがなくても歩けてしまうからである。

 この他には今朝、起きた時にはアリが体中にいて、夜中は十分に寝ることが出来なかったことも、今日は落ち着けない理由であろう。
どちらにせよ、どんなことがあっても自分の心を落ち着けていられる様にならなくてはいけないと思うのである。
そうなれば歩きも楽になるであろう。

 今日はホテルがあるであろう町まで行って、ホテルに泊まろうとしたが、それはなくペンションに泊まる。
疲れた体をそのペンションの一室に滑り込ませ、久しぶりのシャワーを浴びている。ああ!本当に気持ちがいい。
また、ビールとワインを飲み疲れを癒している。

 そう言えば、昼に500ペセタをくれたおじさんがいた。
彼は通り過ぎた車から降りて来て500ペソをくれるというのである。僕がそれを断ったら、無理やりポケットに押し込んで行ってしまった。

さすがに、スペインは情熱的である。


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筆者は現在、韓国に在住して、以下の様な韓国ビジネスサポートをしています。韓国に関して聞きたいことがあれば、そのホームページをご覧になり、お聞きください。

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