徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

世界一周、徒歩旅行-シンガポールからヨーロッパまで歩く編-369

2014-01-31 09:54:14 | 世界徒歩旅行

発展した時代、昭和に生きた若者の徒歩旅日記
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世界徒歩大旅行記3万4千キロ
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11、シンガポールからヨーロッパまで歩く、この長い旅を出発するまで

1)オーストラリアのシドニーに戻る-8

 また、こんなことがあった。
シドニーの老夫婦Mr.+Mrs.Christie の家にはたまに行っていた。
いつも可愛がってくれていたので、それでという訳ではないが庭を綺麗にしていた。
前にも書いたようにアメリカでは庭を綺麗にするガーディナーをしていたからであった。
ある時一泊した次の日の朝、彼らの家の庭を綺麗にしていたのだが、ふと日本の庭と西洋の庭とは違うなと思ったのであった。
ちょうどその日午後に彼らが日本庭園を見に行こうと言うので、その後は一刻も早く日本庭園を見たいと思った。
それは今まで、ガーディナーでやって来た西洋の庭は垣根を四角く刈ったり、丸く刈ったりするだけで、それを西洋人は綺麗だと言っていた。
芝生もそうであった。キチンと刈ったものを綺麗だと言う。
実際、綺麗であったが、それは整頓された綺麗さであり、美ではないなとその時思ったのであった。
日本庭園に着き、日本庭園を見てやはりそれは美しかったし、感動をした。
何故なら、木の生命を大切にしながら全体が調和されていたからであった。
木を傷めずに木の心を考えていて綺麗に整った姿、これが美ではないかと思ったものだった。
その時Mrs. Christie がその日本庭園の中でも同じ間隔に並んだ木々を見て綺麗だと話した。
やはり西洋人と日本人とは感じるところが違うのかなと思ったのであった。

 その時そういえば、日本には武道があり、茶道があり、花道があり、柔道がありいろいろな道があったなと思った。
それらは皆、心を教える道ではなかったか、相手の気持ちを考えるものではなかったか、などと思ったものであった。
日本とはすばらしい文化を持った国であるなとつくづく思ったのであった。

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