徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

世界一周、徒歩旅行-オーストラリア編-245

2013-09-25 07:29:58 | 世界徒歩旅行

発展した時代、昭和に生きた若者の徒歩旅日記
+++++++++++++++
世界徒歩大旅行記3万4千キロ
+++++++++++++++


8、オーストラリアを歩く-80

・日記 12-58

 12月27日 (月曜日) 曇りのち雨のち曇り 62日目

 昨日の夜は蒸し暑くよく眠れなかった。
テントの下の砂が夜中も冷えず、テントの中の温度が下がらないから熱くて眠れなかった。
今日は朝から雲があり、日差しは遮るのだが、蒸し暑い。
昼間に一度晴れ間が出る。その前までは雨が降りそうで降らない嫌な天気であった。

 Murry River の北側と南側は前にも書いたが、北側は砂漠で南側はオアシスである。
その南に今日来たのである。
Bonney Lake というところの横を通って小さな橋を渡ると、そこから南側は緑の畑、即ち、人間が作ったフルーツの世界である。
その周りに松とかも植え、以前とは全然違った感じである。
以前とは別世界であると言った方が良いかもしれない。
人間の力がここまであるものかと思うし、水の力は本当にすばらしく大切なものだとツクヅク感じる。
ある程度の砂漠も水を何処からか引いて来ると緑の世界を作ることができるのだ。
あのアメリカのラスベガスもその様に出来たのだと聞いている。
自然を変えるということでは良いか悪いか分からないが、緑を作るということでは同感する。
しかし、自然を破壊だけはしたくないものだ。

 この緑の多い地帯に入り、フルーツとかワインなどの店が道路の両側に目に付くようになる。
これらを見て心がウキウキしてくる。

 今日、Barmera というところの銀行でトラベラーズチェックをオーストラリアの現金に換えようとしたが、クリスマスホリデーのために出来なかった。
そんな訳で現金があまり残っていない。
しかし、あまりにも店が目に付き買いたい気持ちを抑え切れず、ワインを買ってしまう。

 1 時ごろ、俺が歩いているということを新聞で読んだ人に日本語で声をかけられる。
彼は日本に何回か行ったことがあるし、留学したこともあるようだ。
彼とは殆ど日本語で話しをする。それだけ日本語が達者である。
電話番号までもらうが、今日はお金が入らなかったので、電話のある町では泊まらず、テントに泊まるので、電話をかけることが出来ない。

 フルーツの出店で果物を買ったら、そのおじさんがギリシャ人であった。
23年前にこの国に来て10年間この土地に住んだが、ギリシャに一度戻り、10年住んでまたこの土地にまた戻ってきたと言う。
やはりこのオーストラリアの方が良いらしい。
(お金を稼ぐのに良いようだ。)
また、この辺はラジオの放送局もギリシャ語でやっているところを見ると、ギリシャ人が多いようだ。
そういえば、ギリシャもここもブドウの栽培をしているので、気候が似ているのではないだろうか。

出費 A$7.70

================================================================================
筆者は現在、韓国に住んでいて以下の様な韓国とのビジネスサポートをしています。よかったら見てください。
www.shozonkb.com
================================================================================