伊東良徳の超乱読読書日記

雑食・雑読宣言:専門書からHな小説まで、手当たり次第。目標は年間300冊。2022年に続き2023年も目標達成!

これだけは知っておきたい「性病」の症状と予防法

2022-04-18 20:56:55 | 実用書・ビジネス書
 性病の症状と感染リスクについて解説した本。
 「ヘルペスウィルスは、粘膜と粘膜の接触で感染することがあり、キスはもちろんのこと、同じコップで飲み物を飲む『回し飲み』の行為でも感染するケースが報告されています」(24ページ)、「ヘルペスは、感染当初は無症状で、数年後に再発するというケースもあります」(83ページ)って。え~っ、私らの世代では、回し飲みなんてごくふつうだったけど。昔のそれが原因で今頃なんてこともあるのか…
 「性病は単純な性行為だけでなく、様々な要因が重なって発症することもあり得る病気なのです。まだまだ研究途上で、ブラックボックスのままはっきりしていない部分もたくさんあります。おまけに、病原体がさらなる進化を遂げて、現状では予想もしない経路で感染するウィルスや細菌が誕生してもなんら不思議ではありません。そういうわけですから、性病が発覚したからといって、安易にパートナーの浮気を疑うのは、正しい判断ではありません」(84ページ)というのも、そういうものかとも、そう言われてもとも…
 「HIVに感染していながら、感染対策を講じずに、不特定の人と性行為をしている人がいる」「当院での治療経験令(ママ)から考えても、決してその数は少なくありません」(96ページ)というのも恐ろしい。
 温泉で体質に合わないボディソープで性器を洗いすぎてしまい細菌が入り込んで細菌性亀頭包皮炎にかかってしまったという症例の紹介(72ページ)や、ウォシュレットでの洗いすぎやトイレットペーパーでの拭きすぎで粘膜に傷ができて細菌やウィルスの侵入の危険が生じるという指摘(98~99ページ)も、性病というのとは違うんでしょうけど、気をつけようと思いました。


蓮池林太郎 セルバ出版 2022年1月28日発行 
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