食養生365日 食材の栄養や漢方・薬膳的な効能のお話

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お腹の冷えに意外な食べもの

2014-07-09 | 体を中から温める
今回のテーマは「(あじ)」です。

実は、漢方では体を温める「」の性質の食べ物なんです。意外でしょ?

胃を温めて消化活動を活発にするので、お腹の冷えを感じる時、食欲がない時、また疲労がある時にも摂り入れてみてください。

今ちょうど旬ですし、エアコンや冷たい飲み物で冷えた体のバランスを取るのにもいい食べものです。

」の性質のお魚は他に
鮭、マス、イワナ、鰯、鰻、太刀魚
があります。

鮭や鰯は割とよく食べますよね。ぜひ「これで温まるのね~」と思いながら食べてください(^0^)


栄養的には、同じ青魚の鰯や鯖と比べて脂肪が少なく、タンパク質が豊富。

アミノ酸やイノシン酸が多く含まれるのでうま味たっぷり!
鯵の名前の由来は「味のよさ」ともいわれているそうですよ♪

タウリンも豊富です。これは疲労回復に繋がります。

そして青魚といえばEPAとDHA。
EPAとDHAには血中の中性脂肪を下げる働きがあり、血栓の予防効果が確認されています。

効率よく摂取するには、脂が減らないように、刺身や煮魚(煮汁ごと)で食べるほうがいいんだとか。
でも漢方的には、性質が温の魚でも刺身だと若干冷えに傾いてしまうんですよね…

そこで生姜、ねぎ、大葉といった体を温める薬味の登場☆というわけです。
これらは殺菌効果にも優れているので、一緒に食べれば一石二鳥!!

鯵のたたきに生姜、ねぎ、大葉が添えられているのは理にかなっているんですね。

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
性味/帰経
温、甘/胃・(腎を帰経に加える文献もあり)

効能
胃を温め消化機能を整える



夏だから自分ケア♪7~8月のワークショップ
8/30(土)『腎と冷え症の食養生&薬膳』
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