食養生365日 食材の栄養や漢方・薬膳的な効能のお話

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ご飯で毎日充電を

2013-08-26 | 気力・体力アップ
今日は日本人のソウルフード「お米」がテーマです。

漢方では、胃の調子や消化機能を整え、イライラを取り除く、口の渇きを抑える作用があるといわれています。
脾(消化や水分の運搬、血の循環にかかわっています)の働きをよくしてくれるので、疲れやすい、食欲がない、お腹が張りやすい、むくみ、下痢などの不調を改善してくれます。
体の中の気(生命エネルギー)を補ってくれる食材です。

最近はダイエットでお米を食べないという方もいらっしゃいますが、お茶碗1杯でいいのでお米は毎日食べることをおススメしたいです。

そういう私も、以前は肉や野菜は食べてもお米は全く食べないという日が結構ありました。手軽なパンや麺類を多く摂っていたように思います。
当時は朝起きがけに毎日胃が痛い、食事をするとすぐに眠くなる、疲れが取れない、足がむくみやすいなど、何となく調子のよくない状態が続いていました。

ご飯を食べることを意識して、それまで半々だったご飯:パン・麺類の割合を7:3、8:2と変えていくにつれ、徐々に脾の働きがよくなり、不調を感じることが減ってきました。

もちろん生活習慣やご飯以外の食べ物の効果もあったのしょうけれども、やっぱり日本人にはお米ね!と実感しています。
ご飯が美味しいと幸せな気持ちになり、心も癒され笑顔になります(^ ^)

お米から炭水化物を摂取する食べ方は、お米を主食としてきた私たちの遺伝子に刻み込まれていると思います。
先祖代々食べられてきたものが私たちの体には合っていて、だからこそより多くの気を分けてもらい、充電して自分の中にエネルギーをためることができるのではないでしょうか。

お米は炊き込みご飯にすると、いろんな食材を一度に摂ることができて便利です。
材料を切って炊飯器にお米と一緒に入れて炊くだけなので、簡単にできてしまうのもいいところ☆
今日は夏の余熱が残るところに秋の乾燥の気候が入ってくる、今の季節におススメの「黒ごまと百合のごはん」です。


乾燥百合を水で戻し、磨いだお米と一緒に炊飯器で炊いて、黒ごまを混ぜました。
百合は体を冷やす食材で、肺を潤して咳を止め、暑さで昂ぶった神経を落ち着かせる働きがあります。
黒ごまの働きについてはこちらをご覧ください。

秋の食材を使った簡単炊き込みご飯もこれからご紹介していきますね(^_-)
それではみなさんまた明日お会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
米(うるち米)
性味/帰経
平、甘/脾・胃

効能
胃の調子・消化機能を整える
イライラを取り除く、口の渇きを抑える


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