今日はお若い二人の営むお菓子屋さんにいってみた。
このお二人とは、ちょっと前にブルーベリー農園で偶然一緒のテーブルでカレーを食べる事になったご縁。
以前から我が街に、素朴な焼き菓子を売る店ができたと風の噂では聞いていた。
ああ！あのお菓子屋さんをやられているご夫婦ですか！？とご挨拶して、世間話を交わした時に、素朴な焼き菓子屋さんという噂はちょっと違うなぁ、と思った。
ご主人から、話していても風貌からも冒険野郎の匂いがするのだ。
明るくて、力強くて、でも落ち着いている。
隣にちょこんと座ってらっしゃる奥様も、なかなか面白そうな人物。
お二人で一歩一歩、進めているんだろうなと思った。
その夜は、近いうちに伺いますねとご挨拶して別れた。
それで、今朝、玄米キッシュが焼き上がりましたという通知が来たから、家を飛び出した。
財布を忘れた事に気づいたので、取りに帰って出直した。
車のナビに登録した住所には、１０分足らずで着くとあるのに、二回道を間違えたせいか、なかなか着かない。
やっと着いたと思ったら、それは看板で建物をぐるりと回ってやっと到着。
緑がワサワサする中にポッカリ小さなお店があった。
やっと到着！安堵からの笑いが出た。なので異様に明るい変な人みたいな勢いでわたしは店に乱入した。
ああ。お久しぶりですと言っていただいた。
ご主人と奥様のお店は、素朴というよりもっとオモチャ箱みたいな感じでウキウキした。
かわいいお菓子が並ぶ。
値札とお菓子がちぐはぐで、バナナチョコと書いてあるのに、ご主人はカレー味ですと言うのでまた笑って、キッシュとマフィンとスコーンを買った。
ちょっと南米つながりのご縁があるみたいで、それでも盛り上がった。
最後までわたしは異様に明るい人みたいなテンション。
人が自分の花を咲かせている場面に遭遇すると、嬉しくなっちゃうのだ。
そして、丁寧に包んでくれたお菓子たちを大切に持って帰っていただいた。
ぎゅ、としていて美味しい！
玄米キッシュが気にいった！
またいこう。近いうちに。
もう道を間違えないぞ！