野性派でいこう!

日々の徒然です。子供四人。自然派。遺跡発掘事務所でお仕事。遺跡発掘調査で働き、やっぱり描いたり書いたりする日々。

箱根にて。

2015-05-31 22:36:15 | 箱根だより
月曜日が、小学校の代休なので、どうする?と、末っ子と相談。

箱根に行きたい。というので、今回は、わたしも一緒に。
わたしは、お正月ぶりの箱根である。

大涌谷の噴煙が、仙石原からみてもモクモク。
これでも、最近はおとなしくなったみたいだと言う。

箱根について、リラックスしている20時30頃。ずいぶん長い地震。

ゆっさゆっさの横揺れは、

大丈夫、震源地が遠い。火山性のは、縦にくるから。

と、母。

そうか。けっこう頻繁に縦の揺れもあるのかな。

外に出ると、ボーッと、飛行機が頭上を飛ぶような音。

噴煙の音だよ。と、父。

暗闇の中に、響いてくる噴煙の音は、何かのうめき声のようで、不気味だ。

夜中に一回地震。朝も地震。この二回は、縦に揺れたように感じた。

これは、なかなか気が休まらない。住んでいる人たちを想う。

ところが、夜が明けて、朝になると、緑が一番力強く芽吹く季節である。

近所を一周すると、いいなぁ、箱根に住むのもいいなぁ、というくらいにやっぱり素敵なんである。


テレビでは、政治評論家が戦争についての世界状勢について言っている。

戦争!?それどころではないのに。大人たちは、どうしちゃったの?と、思う。

日本列島が武者震いしている。


箱根っ子の我想う。

2015-05-10 23:13:46 | 箱根だより
母の日。だからと言うわけではないけど、
父と母に会いたいなと思った。

朝電話すると、熱海に遊びにいくというので、末っ子と一緒に落ち合う事にした。

久しぶりに会う両親は、やっぱりちょっと老けたかな。

箱根に暮らす両親である。
どう?
と、聞くと、
震災以後地鳴りのような小さな地震は常にあったけど、最近のはちょっと違うねぇ。

とのこと。

いま話題の大涌谷から、両親の暮らす家まで直線距離で3キロ。

溶岩だったら、流れて来るだろうか。
粉塵は飛んでくるかな。

と、話している。


大丈夫とも言えないし、絶対噴火するとも、誰にも言えない。
両親は観光資源で食べてないから、なんとなくのんきだけど、この微妙な状況下では、もっと深刻な人たちがたくさんいるだろう。

実際、爆発したら、規模によっては普通に生活していても命を落としかねない。

それで、後になって、専門家やら評論家やらいろいろ言うだろう。

そして、また人間は再び営みを続けていくことになる。

そういう事は歴史にいつもあって、むしろ、今の箱根みたいに通行止めなどなんかなく、たいてい突然にそれは起こってきた。

でも、いま、どうしたらいいのかは、誰にもわからない。

科学なんてもんは、あんまり進んでないんだな。と、思う。


わたしが子供の頃、遊んだ仙石原の土にはたくさんスコリアが混じっていた。火山灰だ。

かつての箱根山の噴火の時のものか、富士山の噴火の時のものかはわからない。
そうか。でも、だから全てが美しかったのだ。
生きている自然の中でわたしは過ごしていたのだ。


両親と、穏やかな日差しの暖かい日曜日に、熱海で天ぷらを食べる。

この日曜日も後から思い返すと美しいと思うのだろう。

神様。
いるかいないかわからないけれど、とてつもなく大きなものの手のひらの上でしか生きられない人間であるのだな。

今日はとりあえず、元気な父と母に会えた、良かった。

ママと箱根ツアー

2015-03-23 20:05:53 | 箱根だより
2014年最後の日の話である。


お天気が良すぎて私は歩き出したくなった。

箱根の実家で過ごしていた年末の休日の話である。

産まれ育った箱根の空気に浸りきりたくて、末っ子と高校二年の長女を誘いだした。

ススキの綿毛は完全に抜け落ちているけれど、野原はまだまだ美しい。

冬の空気はすみわたっている。


ああ
文章が難しくなってきた。

もっと簡単にただ黙々と歩きたいだけの私である。


ススキ野原高原にひたり、中国からの一人旅の女の子と言葉を交わし

いつの間にかできたコジャレたラスク屋さんのカフェでソフトクリームを食べ

帰りたくない。

目指そう、大涌谷。

姥子温泉から自然散策路に入る。


大涌谷で硫黄の匂いに包まれ、懐かしさでたまらなくなる。

黒玉子を食べた。

ロープウェーで姥子温泉まで下る。

大涌谷から下るロープウェーは視界が拓ける感覚が迫力があり、大好きだ。

そこからまた、仙石原まで歩く。歩く。歩く。

距離にしたら、往復で14キロ。高底差もかなりある。

娘は疲れたのと寒いのとで、苛立って、

「うん、もうっ。ママと一緒だといつもこうなるから本当にイヤだぁっ!」
と、撃を飛ばしてくる。

それに対して、末っ子は
「あ。オレ、いつも一人でそう思ってるんだ」
姉とわかりあえて良かったと、心底嬉しそうな顔で微笑んでいる。


今の今まで楽しいのは私だけだったのかいな、と、ムッ。ムッ。ムーッ!

美しい、今年最後の夕焼けを、ロープウェーから見た人なんて、相当ラッキーだったと思うんだけどなぁ。

あまりにもそのまま

2013-01-04 21:04:53 | 箱根だより

箱根の実家に帰っても、お店も本屋も映画館もなくてツマラナイ。

でも、末っ子に体力があまりにもありすぎるから、外に連れ出す。

なんにもない。

あの頃と同じ風景以外はなんにもない。
子供の頃は、圧倒的に美しくて大きくて、キラキラ輝いていて、怖かった風景。
やっぱり今もおんなじで。

私が死んでも変わらない。

そんな事を思っちゃうけど、こんな恐ろしい宝石箱みたいな中で過ごせた子供時代…だったのだなぁ。

1日1日が特別

2013-01-04 20:46:29 | 箱根だより
あけましたね。
おめでとうございます。

なんだか年々、バタバタ度合いが増して、年末年始らしさを感じる間がないのです。

でも、自然の中でキリリッとした美しい空気を吸うと、新しい一年だろうがなんだろが、とっておきの今日なんだなぁと感慨深くなったりします。

芸術の年明け。

2011-01-02 16:32:59 | 箱根だより
1月2日は近所の?ポーラ美術館が無料開放なので、テクテク歩いて行くのが恒例。

この美術館は箱根の森深いところにあって、
建設の時は本当に頭にきたけれど

なかなか素敵な絵がそろってる。

フランスの写実派印象派キュビズム…一通り代表的な絵がある。

実はスーベニルショップが面白くて好き。

でもやっぱりこのブナの森に住んでたリスたちなんかはどうしたかな…なんて思ってしまった。

年末水族館

2011-01-02 16:24:23 | 箱根だより
遅ればせながら年末の話

30日には雪遊びのち水族館へ。

大きな水槽の中で泳ぐ魚たち
気持良さそうにみえる。

ダイバーと魚のショー。
ダイバーが餌をやるだけなんだけど、それが芸術的な餌やりなわけ。

巨大水槽の中で観光客に見られながら芸術的に魚に餌をやるお兄さん。

世の中にはいろいろな仕事があるなぁ…と妙に感慨深い年末。