野性派でいこう!

日々の徒然です。子供四人。自然派。遺跡発掘事務所でお仕事。遺跡発掘調査で働き、やっぱり描いたり書いたりする日々。

世界に、また会った。

2014-11-29 15:00:47 | 日記




どういうわけか、普通に生活しているのに
またもや多国籍祭りに遭遇してしまった。

近所の某大学の市民講座。末っ子のピアノレッスンに来てみたら、となりの校舎がなにやらにぎやかなのである。

国際フェアとやらで、いろいろな人々がいろいろな格好をしている。
日本人なのか留学生なのか、混じりにいり交じってよくわからない。

本日はサウジアラビアが文句なしにすごい!

カザフスタンのお菓子は旨い。の、となりでなぜかハワイ。

台湾ではパイナップルケーキ。

スペインではチュロスとトルティージャ。

アフガニスタンのダンスを解説してくれたのは、スペイン人の先生。
この混沌ぶりたるや。


ワサワサした盛り上がりの校舎をでると、いちょうの並木通り。華やかさと静けさが同時に存在する風景に心が奪われる。
ザ、ジャパニーズ感性の私。

赤や黄色の落ち葉の舞い降ちる中を歩いて、
いつものレトロな喫茶店で誠に正しい日本のチョコレートパフェ。

落ち着く我々であった。

おやすみの日のご馳走

2014-11-29 10:58:09 | 日記


休みの日の朝ごはんは、各々好きなものを作って食べる。

いつからか我が家は、こんな感じ。


今日は小学3年生の末っ子は、ベーコンエッグとトースト。

高2の娘は、ココナッツオイルハニートースト。

私は、先日外大祭で食べたアフリカ料理の再現を試みる。

あなたも食べる?半分にしよか。美味しそうだね、一口ちょうだい。

いろいろな人が冷蔵庫を覗いて、いろいろなメニューを繰り出し、テーブルに並ぶから、こんな感じで食事は進む。

これに、
和食派の長男と次女がいると、味噌汁やおじやが並ぶんだけど。


私はお母さん業に頓着がなくて、毎日がキャンプみたいに暮らせればいいなぁと日々思っているんだけど、
休日の朝ごはんは、そんな理想に近くなってきたかな。

末っ子がもの足りなかったのか、冷凍ポテトを揚げた。
ホクホク、ありがと、いただきます。

山ってヤツは。

2014-11-24 17:13:46 | 日記


身体がギュウギュウ言っている。

昨日、1日中歩いたおかげだ。

神奈川最高峰の蛭ヶ岳にいつかいきたいもんだなぁ…なんて思っていたら、意外とその日は早く来た。

塩水橋から丹沢山からの蛭ヶ岳の日帰りである。

このルートを日帰りで、日没早いこの時期に、小学3年生連れて!?という、わかる人にはわかるガッツチャレンジである。

しかし、一緒に行くのが山慣れメンバーなので心強い。

実際には小学3年生に連れられての大人たち、になってしまう場面もしばしば。
星がまだ出ている夜明け前に集合して、ギリギリ薄暗くなる頃に林道まで帰ってこれた。そこから一時間歩いている間に、またもや空にはお星さまである。

12時間歩きに歩いて、20キロ。累計高度は2100メートル。

たくましく成長したもんである。

しかし、ですよ、成長と言えば
ワタシ自身、顧みてみると、ずいぶん凄いものである。

大人になってからの一番最初の登山は大山。12年前である。辛くて辛くて、荷物を誰かが持ってくれた。
それから、思い出したように、たまにの登山でトレーニングという感じでは全然ない。

それでも、
今は、距離もだけど、そこそこ重い荷物を背負えるようになっている。

あそこにいきたい、次はそこ。なんて思いも、ふつふつ止まらない。

教室の隅で絵ばっかり描いてた女の子が、こんなにたくましくなるなんて。

だって、身体がギュウギュウいうのも、別段嫌って感じではなく、
ああ、面白い。
なんて思ってしまってるんだもの。

さて、どこの国から喰らおうか。

2014-11-24 12:31:23 | 日記


昨日は神奈川最高峰の山に体力の全てをささげたのに、

まだ
懲りない。


今日は世界の食巡りである。

外国語大学の学園祭。

世界中の料理の出店が並ぶ。

列に並んで、やっとありつき
食べ歩いてる人々の手にもっているものを見て、あれはなに料理だ!と、また食べたい。


こうやって見ると、日本で馴染みのない世界の美味しいものってたくさんあるなぁ

ピーナッツバターとトマトのシチューのアフリカ料理!!

トマトソースとかき揚げがかかっているレンズ豆の炊き込みご飯はアラビア料理。

カレーはインドだけじゃないんだな。

ベトナムやタイ料理はもうおなじみって感じ。

ああ!
戦争になんかなったら、おいしいものが食べられなくなるってこと、偉い人はわかってんのかな!

みんなここに来て、おいしいものを食べたらいいのに。

食べるのに、精一杯で語学劇が見られなかった。早く来年にならないかなぁ。

子供の事をたくさんやる

2014-11-16 22:18:34 | 日記
実は私は赤ちゃんがハイハイするまでが親の頑張りどころで、
後はその子の意欲を信じて伸びていけーと思い切り信頼して…、というのがいいなぁとおもうのだけれど、

ちょっと教育ママをしてしまった。


末っ子のピアノである。

耳で聞いた通り、をアレンジして弾いてしまうので、譜面がいつまでたっても読めない。

ピアノのレッスンに行っている意味がない。

ここはちょっと頑張れば、彼自身ピアノがもっと面白くなるのに、との想いから、音階カードである。


とにかく、私が教えるとヘソを曲げる。

ぐずぐず言う。

私が、イラつく。

悪循環!


ピアノを弾いてばっかりいるんだから、絶対うまくなるのだ。


あー。
何歳から、教え込むって事をしていいのだっけ?

師匠の元園長はなんて言っていたっけ?

思い出せない。


そして、いきなり横でギターをかき鳴らす長男。
こちらは完全独学。

やる必要を感じたら、自分でやるでしょー
俺なんて強制的にやらされて身に付いた事なんて何一つないよ。


うそだ。
長男は風呂洗いと食器洗いが上手である。

あれは、強制的、じゃなかったって事かなぁ。

イギリスからやってきた。その3

2014-11-03 10:27:51 | 日記


秋葉原に着くと、もうすっかり日はくれていた。

なんだか大きな電気屋の前で、一時間の自由時間という事になる。

クリストファーはタブレットを買う予定。

タブレットをウロウロ見ているうちに、他のイギリス少年たちは他の店に行ってしまった。

では、クリストファー、他に何が欲しいの?
と、聞くと、

×××××

全く聞き取れない。
それは、なんだ???

キョウちゃんが、

あ!!ソードアートオンライン!?

それだ!

聞き取れないわけだ。そんな日本語があったなんて知らなかった。

キョウちゃんは必殺技を駆使して、秋葉原の電気街の店を目指した。

目的の店に到着したものの、私には売っているモノもシステムもよくわからない。

しかし、クリストファーとキョウちゃんは今や力をあわせて、ソードアートオンラインのカレンダーを探している。


ついに、タイムアウト!
クリストファーは小さなフィギュアを買った。後で友達に見せていたから、ご満悦だったらしい。

ところがキョウちゃんは落ち込んで落ち込んで、

ああ!クリストファー、君の欲しいカレンダーを手にいれることができなかった!
ソードアートオンラインの二期はあったんだけど、一期がなかったんだよ!申し訳ない!!

私には一期も二期も同じだろうと思ったのだが。

いいんだよ。気にしないで。
と優しくハグするクリストファー。


かくして、我々は東京駅に戻り、お別れの成田エクスプレスのホームにたどり着いた。

クリストファー、またね。さよなら。ありがとう。ハグハグ。

などやった後で彼らの乗る電車は一時間後だということが発覚。

またみんなで和気あいあいおしゃべり。

とにかく、イギリス少年たちは自動販売機を見るとすぐになにか買う。

ホームにも自動販売機。何回もジュースを飲んでいた。

そしていよいよ本当にバイバイ。

イギリスの事は全然よくわからなかったけど、みんな違ってみんないいって事はよくわかった。

多分結局世界中の人がわかり会うのは無理だから、

だから、お互いに尊重しあっていけたらいいねと言うことだ。


クリストファー!バイバイ!またね!

イギリスからやってきた。その2

2014-11-02 16:56:24 | 日記


19人のイギリス少年たちの浅草観光の予定は、雨のために品川水族館になった。

ホストファミリーでも東京観光にまで付き合う人は少数で、
日本人側の二人の若い女の子がイギリス少年たちに群がられている。

私の高校二年の娘も午後から合流する予定。
人生で一番モテモテの日になるにちがいない!早く来い!


このイギリス少年たちは年齢に幅があるようで12歳から17歳。
中でもワンダイレクションのような子たちは多分年長者。彼らは先の日本人女の子と歩いている。

自然に私と末っ子とキョウちゃんは、アニメのTシャツを着ているタイプの少年たちと過ごす事になった。

これからが意外な展開で、日本の学校はくそ食らえのキョウちゃんが、イギリスアニメ少年たちと意気投合していく様はとてもドラマチックだった。

キョウちゃんは学校に熱心に行っていないので、英語は多分その変の中学生よりできない。

でも、彼には日夜研鑽してきたモバイル早打ち技術と、寝ないで研究してきたアチラ系の知識がある。
(本当に私自身もグーグル翻訳には助けられた。しばらくは、グーグルさんに、足を向けて寝られない。)

水族館で、アシカのショーに目もくれず、iPhoneでゲームに熱中しているイギリスゲーム少年を、キョウちゃんは次のイルカショーでは、ゲラゲラポーを大盛り上がりで一緒に踊らせるにまで至っていた。
後でキョウちゃんに聞いたところ、その時は相当頑張ったそうだ。イルカショーの内容を説明し続けたに違いない。
やっかいなことに、品川水族館は館を挙げての妖怪ウォッチとのコラボ中。何かと、妖怪ウォッチとのこじ付け演出がされており、興味のないワタクシなんぞが、更に違う文化の土台を持った方々に説明するのには、気力も語彙力も圧倒的に不足していたのだが、キョウちゃんはやりとげたのだ。

そのかいあってそれからは誠に自然にイギリス少年たちと連れだって歩くことができた。

そうこうしているうちに
我が娘が合流。

一人のイギリス人少年が娘に
ユールックナイス
と、言ってくれた。

先の二人の日本人女子のように男子に囲まれる娘の図になるのかと思ったら、
彼はすぐにガチャポンのほうに行ってしまった。

今や世界に誇るジャパニーズサブカルチャーの威力を見せつけられた瞬間であった。


そのまま、クリストファーと友達たちとお昼ご飯を一緒に食べた。

子供たちがずっと何を笑っているのかと思ったら、彼らの引率の背の高い中年のイカツイ先生を
ダンシング イェール
(イェールは昨晩クリストファーに習いました。さぁ、なんだったでしょう)
と、言ってあだ名をつけているのだった。

端から見ると、本当に心底どうでも言い話で、イギリス少年たちとキョウちゃんと娘と末っ子で盛り上がっている。

末っ子などはずっとイギリス人少年たちの名前を叫び続けるという反則技の連発である。

草の根交流の末端の末端。
笑って笑って、やり取りが止まらず、先生に注意を受けるという一幕もありながら、
次は秋葉原に移動。

私自身も初めての、かの秋葉原である。


続く。

イギリスから、やってきた。

2014-11-02 11:07:30 | 日記




昨日までイギリスからのお客様がきていた。それなりに走り回った三日間。

クリストファーは15歳。

駅でたくさんのイギリス人少年の中から、彼がお宅にステイするクリストファーと、紹介された時に安堵を覚えた。

クリクリの金髪で背が高いが、目を見て話すと、優しい。

我が家の玄関でたどたどしく靴を脱いでいる様子を見て、ああ、違う文化で育ってきたんだ。
と、改めて気づく。逆に言うと、それくらいの時しか違いを感じない。

私の中での子供と言うやつの十羽ひとからげ感が、国籍をも超えてきていることに、我ながら驚いた。

お土産にくれたフォートナム&メイソンの紅茶の缶の包みからも、ビッグベンの3Dパズルからも、いい香りがする。外国の匂い。

一緒にいると必ず気分が良くなる。クリストファーもお土産も、しかり。きちんと英国紳士の国ってやつなのだ。

クリストファーに、彼用に箸と茶碗を用意して、家族の一員。これは帰りに渡してお土産になる。

部屋は、只今受験生で個室を仕様している次女が2日間だけ明け渡してくれる。あ、の、次女が掃除に奮闘していた。ありがたい。

我が家での2日間は子供たちとなにも特別なこともせずすごした。

そして、そこには定例通りのキョウちゃんが混じっている。

2日めの夕食には、夫の店に寿司を頼んだ。

「寿司かぁ!オレ魚アレルギーなんだよなぁ」
キョウちゃんは叫ぶ。

いいから!今日はクリストファーが主役!


ウナギをイェールと言って、イギリスでも食べることをクリストファーに教わる。

よく考えると、イギリスの事はなにもしらない。

ビートルズ
ミスタービーン
ピーターラビット
ハリーポッター

ああ!レンタルビデオ屋さんで借りた、大好きなコメディ『ITクロウド』もイギリスのものだった!

とにかく、ハチャメチャな英語で話しかける私に、クリストファーは優しく落ち着いた対応で

「アイ」
と言ってくれる。

アイはイギリス英語だと思ったら、
日本語のhaiのhを発音しないで、アイになるようだ。

とにかく、私はワーワー話しかけて、長男があきらめ顔で、きちんと話してくれる。

ハチャメチャ英語が私は恥ずかしくない。
本当はテレパシーでも手話でもいい。
残念ながら、それらよりは英語の方が広まっているので、私も頑張ってよくわからないけど英語を駆使しているだけの話。

でも、込み入った話は、ちゃんと英語を勉強している長男に負ける。悔しい。


三日目はクリストファーの団体が東京観光するのにホストファミリーもついて行っていい事になっていた。
19人のイギリス少年の団体である。

そこに混じったキョウちゃんと私は、人生最大の面白い日を過ごす事になったのだった。

続く。