野性派でいこう!

日々の徒然です。子供四人。自然派。遺跡発掘事務所でお仕事。遺跡発掘調査で働き、やっぱり描いたり書いたりする日々。

キョウちゃん

2014-08-31 11:55:14 | 日記


我が家の三番目の娘が小学校の入学式の日、教室で隣に座ったのがキョウちゃんだった。

体操服の説明の時に、名前のゼッケンを上の子の分、合わせて、前後、六枚縫うのか
と、ため息をついたら、

ウチも同じ…と、キョウちゃんのお母さんが横で微笑んでくれた。

聞くと、兄姉も同じ学年。家も徒歩二分で近いのだった。

それから、キョウちゃんちとはつかず離れず、どこかで子供が同じクラスになったり、今年はならなかったね
とか、お母さんとも道で会えば立ち話。

気づけば、キョウちゃんがうちでご飯たべていたり、そのまま泊まっていたり
なんだか不思議な感じで昔の長屋暮らし的な付き合いをしてきた。

さすがに中学生になると、疎遠になってきて、寂しいなぁと思うと、我が家の海水浴についてきたり。


キョウちゃん、最近あんま学校来てないんだよねー

三番目の娘が言ったのは昨年のことか。

え。あのキョウちゃんが!思春期なんだね。

なんて話を家族でしていたら、
昨日今日またキョウちゃんがうちにきて
子供だけでご飯作ってよ
と言ったら、
いいですよ!オレ天才かも!
と言いながら人参を切ってくれている。

キョウちゃん、高校どうするの?出席日数足りてるの?

大丈夫っすよ。
オレ最近、四時間目からは学校行ってるし。

高校は夜学いくから。


えー!キョウちゃん、昼間は寝てて夜学ってわけにはいかないんだよ。
夜学行くなら昼間は働かなきゃ。

うーん。兄ちゃんのバイト先紹介してもらうかぁ。

などなど、キョウちゃんの作ってくれたオムライス。
とてもとても、美味しそう!いただきます!

真面目な文章をかきました。原発事故、福島の幼稚園は。

2014-08-25 19:42:42 | 日記
夏の宿題に追われている子供たち。

この夏は、私にも宿題がでた。

原発事故。福島の幼稚園は。
を、見た感想を、プロデューサーが自分のブログに載せてくれると言うのだ。

はりきった。

しかしですよ。文芸畑のワタクシには、これがなかなか、難しいのだった。言いたいことをオブラートにくるんで差し出したい癖がついている。

それが、いきなり、原発事故に直面した方々の記録である。

波風立てない主義の私が、自分の意見を書かないと、進めない。

原発問題は、むつかしい。
足柄茶からセシウムがでた、と大騒ぎしている自分が、電気まみれの文明生活を 謳歌しているのだ。

それに、自分の意見を言うと、人に何を言われるかもわからない。

うやむやにしたい。

それが、プロデューサーの先輩に見透かされた。
書き直しに書き直した。

結局、どうなんだよ!自分は!!つまりは、そういう作業をくりかえした夏だったのだ。

そしたら、すごく長くなって、本当に申し訳ない、、、。

意見表明、まではいかないけれど、母親として、問題提議はできたかな。

一人でも多くの方に読まれたのなら、幸いです。












旅ってきっと癖になる。その2

2014-08-24 20:02:19 | 日記


ゆうさんの作る作品は、ドンッとしている。
暮らしぶりも、旗からみると、肝が座っているように感じられる。

だから、勝手に豪傑な女性を思い浮かべていた。

ところが、キャトルエピスのエントランスに、ちょこんと座っておられる小柄な女性が、ゆうさん、その人だった。

思い描いていたゆうさん像とはかなり、違うものの、すぐに、あああ!となって、ご挨拶した。
そしたら、ゆうさんは詩うような優しい物腰でらして、
目の前にならぶケーキに、あああ!と、なっている子供達に急かされて、私はひとまず店内に入ることになった。

今日は、ギャラリーも兼ねているケーキ屋さんは、それはそれは素敵なところで、子供達と共にウットリしていると、オーナーも声をかけてきてくれて、なんだかとっても不思議なのだが、もう馴染みの店みたいな気分になった。

子供達とショートケーキと、フルーツタルトと、プリンとマンゴーかき氷を注文して、頂いた。
子供達は自分のショートケーキとプリンはくれないのに、私のフルーツタルトは、一口一口と攻撃を受けた。

末っ子の注文したマンゴーかき氷は、フワフワで、じぇじぇじぇのあまちゃん似の超可愛い店員のお姉さんが、持ってきてくれた時に、
「フワフワだから、溶けるの早いからねー!」と言ってくれた。
そのフワフワかき氷は、ゆうさんの器に入っていた。

早く溶けちゃうから仕方ない。末っ子に、一口一口と、私も加わって総攻撃。

ううう。マンゴーピュレが、濃い!ケーキ屋さんのかき氷だ!!!

など、騒いでいると、ゆうさんが席にやってきてくれた。

子供達に、ゆうさんはなんでも自分で作っちゃうんだよ、と言うと、
ゆうさんは、
「なんでも、、、って訳じゃないわねえ。釘は作れないでしょう、、、それから、、、」
やっぱり、柔らかい声で言った。

そうか。なんでもっていうんじゃないな、うーん、家もゆうさんは作っちゃうんだよ。
訂正して子供達に、私が説明すると、

「ゆっくりやれば、誰でもできるよ。」

だけど、やっぱり柔らかい声だった。

私は緊張していた。
ゆうさんは優しくて柔らかで、知的でチャーミングで、
子供達はすっかり、ゆうさんは自分の友達みたいな顔をしてズルい。

それからちょっと、私が発掘に携わっている話で、盛り上がった。

私のつくる器は土器みたいだって、よく言われるの
と、ゆうさんは いたずらっ子みたいに、でも嬉しそうに笑った。

ゆうさんは生活を愛している。

だから、土器みたいな器っていうのは、最高の褒め言葉かもしれない。

みんなで一緒に写真を撮ろうということになって、ゆうさんが皮のバッグ(これも自作。とても素敵)から、ゴッツイカメラを取り出した。
このカメラ、ゆうさんとアフリカまで一緒に旅するのだな、と思った。
柔らかで小さいゆうさんとゴッツイカメラ。それが、ピタリとしていた。
サンダルも自作。肌は小麦色。それで、とても綺麗な肌。

うむむむ。

ノックアウト。

娘がダンスをしているという話になると、
ゆうさんは、
「続けるって、大事よね。
と、噛みしめるようにおっしゃった。

ゆうさんの生活をみて、「いいなあいいなあ」と、人は言うだろう。
でも、ひょっとしたら、ゆうさんにも、辞めたいなと思う瞬間もあって、続けて続けて、ここまで来たのかもしれない。

素敵な事は自分でつくる。

ますます、フアンになっちゃった。のに、今回は作品をあまり見なかった。ゆうさんばっかり、みてしまったのだ!
失敗。
つぎの個展では、作品をじっくりじっくり見させてもらおうと思う。

楽しみに、私も、作って、待とうと思う。











旅って、きっと癖になる。

2014-08-10 11:17:06 | 日記


こばやしゆうさんの活動は常に気にはなっていたが、実際おいかけるでもなくユルいファンで10年くらいすごした。
インターネットでブログを見つけて再会したような気分で嬉しくなっていたのはここ最近のこと。

個展の告知を見て、会場をチェックするとこれまた素敵なケーキ屋さん。

静岡県清水。遠い?いや、調べると近いぞこれは。絶対、いく。
手帳に書きこんだのは先月。

作戦遂行の日はあっという間にきた。

私と末っ子二人ならいつもの旅だが、我が家の女子二人にもゆうさんの作品、いや、生き方を見せたい。

そしたら、多忙な彼女たちの予定がちょうどポンっとあいた。
長男はまたもや海外逃亡中なので、私と子供三人。台風の近づく休日にプチトリップである。


高速道路を西へ。

しばらく山の中を走り、右手に富士山。抜けると、空が大きくなる。

台風の影響もとりわけ感じられない。車の流れも順調。土地のエネルギーに乗って、苦にならないドライブは一時間弱。


清水インターチェンジ着。目的地はすぐそこ。
インターからは、角を曲がったのは二回だけ。
キャトルエピスは初めての場所なのにすぐにわかった。

ゆったりと外と中が繋がるつくり。モダンなカフェとケーキ屋さんなのに、ホッとするような懐かしさをかんじる平屋の建物とエントランス。
キャトルエピスのイベントなどを見ると、ケーキ屋さんに納めるにはカテゴリーが窮屈すぎる。
それが建物のたたずまいにも現れている。


おっと!
ゆうさんがそこに!

長くなりそうなのでとりあえず前編。まずは、キャトルエピスにたどり着くまで。

行きた行きたい。かき氷展

2014-08-09 13:29:31 | 日記


行きたいなぁ。

どうしよう。台風も来てるし、静岡はちょっと遠い。

でも、ゆうさんみたいに、生きたいなぁ。

こばやしゆうさんは、陶芸家。

随分前に雑誌クロワッサンかなんかに暮らしぶりが載っていて、驚いて、印象に残った。
ゆうさんは、陶芸だけしてるんじゃなくて、生活を作っている。
海辺のターシャトゥーダーと言えば説明になるだろうか。
でも、全然違うな。

ああ。行きたい!

静岡へ!

夏の探検家

2014-08-04 08:37:20 | 日記
中学三年生の次女のコリにも暑い夏休みはやってきた。

バスケの試合は早々に負けて、しばらく夏風邪をひいちゃったとダラダラ過ごしていた。

ある夜にいきなり
明日は箱根のバアバんちまでいく。歩いていく。
と、将来探検家志望の友達と連絡をとっている。

ここ秦野から箱根仙石原まで歩こうなんて人間はあんまりいない。(うちにはいる。長男も中学生の頃、いきなり挑戦している)ましてや受験に挑む年の夏休みに。

涼しいうちに出発するからと、朝5時に集合とのこと。

深夜までYouTube見て、朝はダラダラいつまでも寝れる体質の人間が何を言ってるんだと思ったら、
次の朝はきちんと出発したらしく、私が目覚めたらもういない。


職場でその話をすると
隣の席のM嬢が、
「え。すごいですね。コリちゃん、そっちの方面に進めばいいのにー」

そっちの方面。

探検家?

結局、小田原までは電車で行って、そこから国道を歩いて行ったらしい。

帰ってきて、疲れを癒すのに丸2日。

今日は合唱の練習とのこと。

どっちの方面に進むのかはよくわからないが、
勉強の方面に進まないのはよくわかった。
中学最後の夏である。

THE 夏休み

2014-08-03 21:09:08 | 日記


小学三年生の末っ子は、夏休みになったとたんに、パワーアップして、いい顔になった。

それでも、家で過ごしているわけではなくて、七月中は学校の児童ホームに通った。

夕方迎えに行くと、先生達が、
「今日は野球で活躍したねぇ。」
とか、子供とすっかり仲間になった顔で言ってくれる。

放課後だけの付き合いじゃなくて、末っ子も精神的にはゆったり、
肉体的にはびっちり、遊びまくっていい時間を過ごさせてもらっているよう。

八月からはキャンプだなんだの古巣の保育園での学童が始まる。

ああ。夏だ。

暑くて素敵な夏がはじまる。