野性派でいこう!

日々の徒然です。子供四人。自然派。遺跡発掘事務所でお仕事。遺跡発掘調査で働き、やっぱり描いたり書いたりする日々。

噂の、指示命令禁止をしない、考

2017-08-30 20:36:56 | 子育ての事
指示命令禁止をしない

保育園時代に親としても、保育園に手伝いに入る時も、学童を引率する時も、元園長にことごとく言われた。

これは、案外家では簡単で、アヒルみたいに大きいモノに小さいモノは連なって行動するから、一番大きいわたしがテキパキやれば、いろいろな制限やコントロールしようという意図なしで、日常生活は組み立てていけた。

ところが、子供が20人くらいなると全然上手くいかない。

子供たちは猿山の猿みたいになって、ボス猿を筆頭にわたしに挑んでくる状況にさえなった。

上の子たちの時に散々そんな目にあった。

どうしたら、個性や生活環境や、やりたい事の違う子供たちをまとめられるのだろう。ましてや、指示命令禁止なしで!!

実は、これを学べるチャンスは、子供が子供に接する場面の中に転がっている。

例えば、この話
も、そうだし。

今回のキャンプでも、夜の就寝前後に行う六年生とのリーダー会議に、一年生の女の子が、

寝るのやあだ!
わたしもリーダー会議でる!!

と、駄々をこねた。

さあ、彼女の班のリーダーは誰だ?どうするのかな?
と、思ったら、

リーダーは、我が息子で、

さあ。◯◯ちゃん!目をつぶって、自分の部屋に帰れるかやってみよう!

と、明るい声で誘った。

で、女の子の気分は切り替わり、次の楽しそうな事へ関心を抱いたのだろう、キャッキャと二人で部屋に戻っていった。
他のリーダーの六年生二人も、

10分でみんなを寝かしつけてくるから。リーダー会議始めるの待って。

と言って出ていった。

本当にすごいなあ。

と、関心。

わたしなんか、寝ろーっ!っと怒鳴って余計に子供たちを興奮させてしまう。


それからよく覚えているのは、

今は22才になった長男が一年生の頃、もう15年も前の事だ。
下の子たちを保育園に迎えに行って、そのうちに残っていた園児たちと一緒にお絵かきが始まった。

斎藤公子保育では、絵で発達の様子を読む事をするので、子の育ちの大切な資料になる。

絵に人工物や文字がでれば、その子の関心がそちらにむいている事になるので、日常生活からそういったモノに感化されないよう注意する。

人類の進化と同じように、子に発達を『獲得』させる為の配慮だ。

でも、長男は、その時、園児に混じって、飛行機の絵を描いた。
なんの気なしに、いつもの自分のノートに描くのと同じ感覚で。

ところが、園児の一人が、

わぁ!すごい!もっと飛行機描いて!

と、声をあげた。

それで、長男は、気が付いて、自分の描いた飛行機の絵をサッと仕舞って、

次は、粘土やろう!

と明るく切り替えた。

長男は、この保育園に通っていなかったけれど、一年生でもう、外側の世界から見たこの保育の大切にしている配慮を理解して、自然に行動してくれたのだった。

こんな賢さが、わたしにあるだろうか。
こう言う場面に遭遇すると、わたしの落ち着きがなくせっかちで、実力もないくせに我を張り、まわりをガチャガチャにする悪い性質を省みる。

成功哲学を語る人なんかは、win winの法則なんて言うけれど、

相手を傷つける事なく自分の意見も主張する。

この本質は、まさに、ヒトが人間たる所以だと思う。


でも、実際は、こんな素敵な事が起こる場面ばかりではない。
一個一個数えてみたら、大変な事のほうが多いかも。

でも、最初から、言う事きかない愚かな奴ら。
と、いう自分のエゴ丸出しで子に対するか、

素敵な何かを発芽させる直前の賢い人たち
と、対するか、

だいぶ、全く、全然違うと思う。

やっぱり、なんと言うか、こう言ってしまうと本当、薄っぺらいんだけど、

根底に、『信頼』があるかどうか、なのだろう。やっぱり。


育てた、とか、いや、結果育った。ひたすら邪魔をしたくなかった。とか、そういう事。

2017-08-28 20:12:43 | 子育ての事
とにかく左手を硬く握った赤ちゃんだった。

左手だけじゃなく、左半身が硬く冷たい。股関節も硬く、足の親指の蹴りも悪い。

左胸には、大きな痣、蒙古斑も左が大きい。

皮膚と神経系はお腹の中で同時にできるというから、痣が左にばかりあるというのは、なるほどなあ、と思った。

陰陽の知恵で言ったら、左は陰。

この子がお腹にいるとき、上の子がアレルギー児だったので、動物性蛋白質を取るのが怖くて、自己流菜食。
アレで冷えたか。

それとも、もっと前に、なにかあったか、、、。

産まれたばかりの赤ちゃんを見に、元園長が自宅に来てくれて、とにかく丹念に赤ちゃんをマッサージしてくれた。

自由教育じゃないのよ。
自由への教育。
前世のカルマから、いま、自由にするの。

マッサージによって、徐々に開いて来た左手を見て、

ホラ!自由になってきた!

と、元園長は言った。

科学的根拠で説明つかないと人は納得しないから、
と、エネルギーのような話は滅多にしない園長だった。

前世のカルマ、という言葉が出たので、わたしは驚いたと同時に、深く納得した。

大変頭の良い方なので、アッチ系が大好きなわたしに、わざとそんな説明をしたのかもしれないが。

とにかくこの子が、自分の人生を歩めるように、
不自由さを克服させなくては。

エドガーケーシーの治療院では、身体を使った肉体労働をして人々が病気を克服していったと聞いた事がある。
生活の中で全てやろう。

あなたには弱いところがあるから、それを克服する為の訓練、なんて、絶対に、気づかせないようにするんだ。

だって、あなたには、できない、ダメ!なんて新しい不自由さの観念を加えたりしたくない。
そんな新しいカルマを背負わせる必要はないのだから。

文字が入る6歳までしか時間はない。

文字が入った脳は、もう、違う使われ方をしちゃう。

早寝早起き。斜面ハイハイ。たくさんの水で膚を刺激。

言葉かけは、最低限に。
前頭葉を刺激するのはまだまだ早い。
自律神経を司る脳を充分に発達させないと。
そして、風の音や虫の声を聴く力は、大きくなって、心の声を聴く力に、きっとなる。

こんな赤ちゃん時代だった。

一生懸命だった。
あっと言う間の六年間だった。

卒園式で年長さんは、側転だのハイハイだの、いろいろ演技?をする。
式の後、わたしの母が、元園長に、

まるで左半身が麻痺していたような子でした。
ありがとうございました。

と、泣いてたよ、と、上の子から聞いた。

あの頃、わたしは一人で必死だったと思っていたけど、全部わかってくれてた人がいたんだと、驚いた。

それから、更に六年。

六年生になったあの赤ちゃんは、保育園の秋祭りで、秩父屋台囃子という太鼓を叩いた。

弱かった左手も、右手と同じに使っていた。
音の左右差も、リズムの遅れもなかった。

ああ、終わった。
と、思った。

完全発達、と斎藤公子は言う。
自分の人生を歩める段階にまで発達した状態の事かな、とわたしは思う。

完全完璧に間違えないという事ではなくて、間違えてもまた立ち上がって自分で調整して、進む力。

今夜バチを力強く握った左手で、幸福を掴みに進め。



夏の近況です。

2017-08-26 20:41:13 | 子育ての事
う〜〜ん。ちょっと待って。

仕事は、月曜日行ったきり。

火曜日は、お母さん学童で子どもたちとプール。

水、木、金は、その学童で泊まりで山ん中の施設。

で、今日土曜は朝はよからサッカー当番。

のち、学童参加の秋祭り。

会社の黒板に、ここからここまで休み、と書いたら、

イマイさん!また、夏休み!?

って社員の方に言われたけど、

いや、修行ですよ、、、。
子ども24人なんて、遊びとか仕事を、越えています、、、。

さあああ!明日もサッカー当番で、締め!!

夏の修行は、おしまいだあ!!

クソ考

2017-08-19 17:59:28 | 日記
若い方々の間で流行っているんだろうか、

クソだな。

みたいな言い方。

あまり美しくない表現に思えて、最初は、ん?と引っかかった。

でも、誰しもの身体から出てくる糞、であり、
漢字で書けばまさに、米が異なったモノだし、

そもそも
最初は、口からはいる食物だったモノを、自分の身体を通過したら、侮蔑する感覚に変わるなんて、
それ、自分に失礼ぢゃん。

誰もそんな事考えないか、、、と、思ったら、

アラレちゃんはギャグの要素に取り込んでおられる。偉大である。

ああ、アレ、クソだな。

と言う時の若い方々の感覚は、対象に対していくばくかの愛着を持って言ってるのかも、知れない。

だって、うんちするって、本能的に絶対気持ちいい感覚なのだ。

などは、実は前置きで、

いやあ、夏は忙しい!!
本当にクソみたいな細々とした用事だらけなのだ。

と、言う事を書きたかったんだけど、

この、細々した雑事たちは、はい、

日常にまつわる愛しくてかわいいクソです。




お盆休みだ、始動せよ!

2017-08-16 17:17:47 | 日記
ブログを全然更新しておりませんで。
すみません。

にもかかわらず、更新してるときと同じくらいの閲覧数なんです。不思議と。

ありがたい事でございます。

ブログを更新せずにいったい何をやっているんだい?

はい。
実は、作戦会議です。一人で。

次の動きを考えています。
でも、これは、今更始まった事ではなくて、けっこう長いこと、ウダウダやっております。

で、じゃあ、そんなこんなをいつやるの?

と、言えば、もう、ホント、やるんだけど、

今までと同じやり方ならば、絶対、またぶつかっちゃう。
自分自身に。

だから、ヨガして、瞑想して、
ダメぁ〜〜みたいなグチャグチャした自分自身を見直して立て直して、ヨッコラセ、をやっとります。

ヨガの先生に導かれ、ああ先にやってきた人がいるんだ、と、勇気をもらう。

んでね。

やりたい事としては、自宅出産漫画まとめたヤツの第2弾。

産まれてからのを描きたいわけ。
ちゃんと、満足できる作品を作りたい。

でも実際には、もう、自分の頭の中の膨大なモヤモヤをどうやって形にしたらいいかわからない。

そこで、会社で先生方に教えを請うた。すると、本を貸してくださった。

レポート、論文の書き方の本なのだけど、付箋と赤ペンで線が引きまくられていて、ビビる。

先生も、日々、やっておられるんだなあ。

って、エールを送られた気持ち。

ここにも、先に挑んできた人の姿を見る。

一歩一歩、一歩一歩だぞーっ!わたし!!



そんなお盆休みをすごしております。




絵本 せいめいのれきし

2017-08-08 22:18:51 | 日記


わたし、本を描きたいと思っている。

ずっと。

でも、若い頃は、書きたいけど題材が探せなくて、

近頃は、題材はあるけれど、なす術がなくて、お手上げだ!と、思っていた。

そしたら、こんな絵本を見つけた。

ああ。
わたしの書きたい本の完全版だ。

それ以上。

すごい。

すごすぎて、悔しいなんて感覚もない。

ひたすら、描いてくれて、ありがとうございます。という気持ち。

世界には、すごい人だらけで、
わたしは、こっから、どう創るかな。

逆に自由な気持ち。

もう一回、真摯に、バートンさんが見つめていた世界を、わたしの眼で見つめ直そう。


夏のスペシャルディ

2017-08-01 20:05:33 | 子育ての事
そう。先週の金曜日。

わたしは、300回くらい、

ショーコちゃん!見てぇ!

と、言われた。

お母さん学童の当番で、みんなとプールに行った。

学校のプールを開放しているところに行ったので、本当に四角い水だけ入っているシンプルなプール。

隣の公民館の調理室でうどんを作って食べて、プールに行きたい子供12人で、移動してきた。

子供たちはじゃれ合うように、ひたすらぷかぷか浮いたり、潜ったり、ビーチボールで遊んだり。本当にたいした事はしていない。

でも、とにかくずっと、

ショーコちゃん!見てぇ!

なのだ。

わたしは、いちいち、わあ!とか、ワハハとか、リアクションをするけれど、本気でけっこう愉快だから苦ではない。

ああ!素晴らしい!なにかしなくちゃいけない事なんかない夏の1日!!

ゆったりゆったり、子供たちは笑っている。

自分の子供時代を思い出す。
旅行なんかした事のない家族だったからかもしれないが、

友達とプールに行って、松ぼっくりを投げ合って、冷えた腹をプールサイドのコンクリで温め、
どこまでも行けるつもりになって自転車で爆走し、ビーチサンダルが食い込んだ指の間が痛くてたまらない。
帰りの商店で、アイスかカレーパンどちらを食べようか悩む!

わたしの中に残っているのは、あの夏。

特別な体験、ではなくて、夏の間毎日毎年繰り返したあの時間。

金曜日は、あの夏の再来。
素敵な1日をありがとう!みんな!