大晦日。

年末である。

昨晩は若い友人の家に遊びにいった。
３０才の友は海にほど近い家に彼女と暮らしている。
ちょうど、彼の古くからの友人二人も来ていた。

初めての方々の中に混じり夜更けまで酒を酌み交わした。

肉を鉄板で焼いて食べた。
若者たちが肉を食べる姿は美しく、
年輩の域に入っているわたしは厚揚げを焼き、こんにゃくに味噌をつけて酒の肴にした。

ゆとり世代の一瞬前の彼ら。

経済背景もわたしとは違う時代に生まれ育った彼らである。

身の丈に暮らし、しかし歩くテンポで人生を探している。

礼儀正しく、優しく、
初めて会ったわたしでも居心地良い。


そして、みんなでコタツに足を突っ込んで眠った。

と、まぁ。年末を良い事に連日酒を酌み交わしているなあ。
でも、
来年がとてもいい年になるような予感を抱いた２０１５最後の日。

年末だもの、お泊まり会。

本日は年末の集い。

みんなとワインで乾杯。

寝袋を敷き詰めて、子供たちと一回寝よう。

この後
１２時に大人だけ起きようという計画だけれど、

そんなにうまくいくかなぁ？

お片づけ、お洋服。

ちょっと片付けしたい気持ちがわいていて、
今日は洋服の選別をした。

くたくたのティーシャツでも、これは捨てられない！というものもあれば、

その時はいいと思って買ったのに、結局は何回も袖を通さないで、もういいかな、という服もある。

思い入れ、というやつの差であろうか。


これは、サーフィンを始めたら、上に羽織る用。
とか、
これは、ちょっとしたパーティーの時にあれば困らない。

とか、

真剣に妄想しながらの選別である。


その中でも、
これは、お母さんやる時用。

という何枚かがあった。

こんにちは、母でございます。いつもお世話になっております。

と、やるときのだ。

という発想が出てくる事自体、お母さんになりきれていないわたしが露見している。

お母さんやるとき用のシックなモスグリーンのカットソーと、ピンクのアクビちゃんのティーシャツが隣あっている。

ふふふ。面白い。

装いの七変化は、わたしの多面性。
なんて、だから片付かないとため息がでちゃうのだけれど。

きょうのおやつ、にて。

なんか気があう。
居心地がいい。

そういうのってなにかな。
きょうのおやつさんとこは、行くと元気になれる。わたしにとってのパワースポット。


今日は豆腐チーズタルト狙いで、昼下がりに行ってみた。

先客がいらしていてにぎやかだった。

これとこれとこれをくださーい。

と、言ったきり、先客さんたちと話し込んでいると、
後からきたお客さんが、わたしの親しい友だった。

彼女はいきなりしゃがみ込んで、なにかをより始めた。
みるみるうちに正月飾りができあがった。
鞄からハサミとお飾りにつける白い半紙がでできて驚いた。

火の神様と水の神様のところに下げるお飾りが、きょうのおやつさんちに渡された。

お菓子を買って、お飾り作って、置いていくお客さんも珍しいのではないか。


わたしはと言えば、お菓子を買って、先客さんたちの手相をみていた。そんなお客さんも珍しいか。


寒い冬に、暖かい灯りが灯っているお店。

きょうのおやつさんがあってくれて、良かった。

年末のお片づけ！

大掃除

までいかないのである。

大片付け

までもいかない。

普段の片付けで、手一杯なのである。

毎朝わたしは半ギレで、リビングのゴミや、なにかを食べた後の皿なんかを片付け、落ちている衣類を拾う。
週末は、ちょっとそれを盛大にやるだけで、終わる。

今日は、週末。しかも年末の週末なのである。


末っ子の手も借りたい。

これを、捨てていいの？必要なの？

わたしの物ではないのが多すぎて、イチイチ悩む。

どーしたらいいのぉ！

叫ぶわたしに、

ママ、ときめくかときめかないかだよ。

末っ子からのアドバイス。
わたしは制服のリボンネクタイやら、数学の教科書やら、コンタクトレンズやら、うさぎさんの靴下やら、スマホのイヤホンやら

にはときめかない。

全部捨ててもいいのか、そうか、そうか。
と、思いながら次女の部屋に突っ込む。


末っ子は、自分のスペースからときめかない物をゴミ袋一つぶんだしてきた。

いいぞ。偉いぞ。


リビングもだいぶすっきりした。

しかし、

ああ！うんもう！
こうやってみるとカーテンやらなにやらまでも、全然ときめかねぇよ！

まずは、わたしの外見にときめかない！
美容室にいきたいんだぞ！！


ガッデム！！

サンタさんが、来た！

サンタさんはいるのか！？
いるにしても、くるのか！？

小学四年の末っ子にとっては、大問題である。


ママ、ちょっと。ちゃんとこれを見て！

呼ばれて、ゲームのCMを見せられた時には、もうサンタさんの事を諦めているのかと思った。


２４日の夜にきたプレゼントは、結局、ゲームではなくて、

海賊船のプラモデル。
世界地図の絵本。
小さなエビ飼育セット。

でも、ずいぶん喜んだ。


サンタさんが来てくれただけでも嬉しいよ。

と、一言。

そうだよね。忘れられていない。

これが大切なんだね。

希望のゲームではなかったけれど、
ちゃんとサンタさんの気持ちは彼に届いたみたいだな。

冬至の出来事。

冬至、であった。

連日の穴掘りで腰が痛い。
近頃はお風呂に柚子の香りの入浴剤をいれている。

冬至の日はそれに柚子を２つプラスして特別感。


帰るやいなや一番風呂をいただいた。

あー！最高！

わたしの次に末っ子がはいった。

浮かんでいる柚子を不思議に思ったのか、

これ、なにーっ？

風呂から声がする。

柚子だよー！

リビングから答えるわたし。

食べられるー？

風呂から続いて声がする。
ええっ！？
風呂に入れたのは食べないほうがいいんじゃない？
入浴剤にも浸ってるよー！

えーっ！

異様に驚いた末っ子の声。

オレもう食べちゃったんだよーっ！



なら、聞くなよ。

新しいお日さまが産まれる日の我が家の出来事。

心、穏やかに！

昨日の話をリフレインでござる。

一旦停止違反で捕まって、停められて、切符をきられている間
待っててくださいと一人になった。

車中で、
あ゛～っっ！ぐやじいいい！！
と絶叫。

悔しい思いが込み上げていて、そりゃ七千円も悔しいけれど
完璧にできなかった自分に苛立っている自分に気づいた。

おやおや。

わたしには、そういうところがある。

しかし、思い返すと完璧にできた事なんかなにもないのだ。
２月生まれだからいつもクラスのみんなについていくのに必死。

没頭して絵を描けば、なにかもっと生産的な事をなさなければ！と焦る。

大学在学中に妊娠し、そのまま結婚。

１４年以上たってから、雇ってくれた遺跡発掘の事務所。
そこでも、ちゃんとやろうとおもえばおもうほどミスをする！！

先の絶叫の後、
なんだか可笑しくなった。
なに一つ成し遂げていないのは、全てが現在進行形で、
ミスをしてしまうのは、生きている証拠なんだと思った。


悟りに至ったわたしは、じきに、
わたしのような善良な市民のうっかりミスを捕まえる事になってしまったおまわりさんが、
あの世いった時、神様から咎められませんように。
と、まで思う境地に至った。

そして、笑顔でおまわりさんに見送っていただいた。

じきにクリスマスであり、年末である。

全ての人が幸せでありますように。

拝。

一旦、止まってみなさいよと。

仕事帰りに、車で、いつもの道を急ぐ。

角を曲がったらおまわりさん。

止められて、

今、一旦停止しなかったね。

と。

はい！！？？

１日中、風に吹かれて穴掘って、
疲れたなぁ、と言う暇もなく
子を迎えにいくわたくし。
頭の中は今夜のご飯の事でいっぱいなわけ。

一旦停止しなかった

のかもしれないけれど、安全確認はしたわけよ。
大丈夫だから、進んだわけ。

徐行はしたけど、止まらなかった。

と、おまわりさん。

隠れてないで、見えるところに立って止めてくれよ。
そのほうが、みんなちゃんと一旦停止するよ。


ちえっ。罰金七千円だって。

開墾宣言

実は昨日は子だぬき会のクリスマス会の後、
そのまま同じ会場で仲間が集まって狼煙をあげた。

畑を開墾からやろうという仲間たちだ。


近頃は、もう、新しくて欲しいものなんてなんにもない。

ただ、０から創りだす事のほうが断然ワクワクする！

一人でだったら、尻込みしてしまうことも、仲間がいれば大きな船の乗組員になったみたいで、大丈夫って感じ。


たくさんたくさんご馳走をいただいて、懐かしい人にも会えて、

どの子んちの子がどの子かわからないくらいみんなで混じってご飯を食べた。


わたしは只今４２歳。
人生の後半戦に突入してきて、
自分の姿勢が変わってきている事がわかる。

今まではわき目もふらずに突っ走ってきたけれど、

今はわき目をふると随所に宝物が隠されているのを発見しちゃう感じ。

昨日もたくさんの小さな明るい瞳がわたしを覗いてくるんだもの！
温かかった！！


まだ船は出港したばかり！
さぁ！面白い事が始まるよ！