野性派でいこう!

日々の徒然です。子供四人。自然派。遺跡発掘事務所でお仕事。遺跡発掘調査で働き、やっぱり描いたり書いたりする日々。

福島から、やってきた。

2014-10-25 11:10:07 | 日記


ハセガワくんが、現れた。
府中から自転車で、我が家に一泊。明日箱根の山をこれまた自転車で登るという。

長男の大学のお友達だそうで、
福島県出身だそう。

明るくて明るくて、お日さまみたいに力強い。福島から自転車で来たように錯覚してしまう。


地震大変だったでしょう?
と聞けば、

「いやー。自分は山の方なんで全然。
中学校の卒業式の日だったんですよ。友達とカラオケ行こうとチャリこいでて、風が強いなーと思ってました。」
と。

地震の話も力強い。

うちの子たちがよってたかって、食後は教科書広げて勉強会。

午前近くにお風呂入って就寝。

朝は早くに出発しちゃった。カッコいい自転車乗りスタイル!

お天気はピカピカの晴れ!

お日さまがハセガワくんを追いかけてってる!!

鳴り出すハート。その2

2014-10-24 07:04:57 | 日記


今日もピアノが鳴っている。

朝七時から、ただいま練習中のカノン。

「八歳の時。パッヘルベルのカノンをひく」

情熱大陸に取材うけてるつもりらしく本人によるナレーション入り。


1日に何回も弾く。ご飯と宿題と明日の支度とお風呂と寝るの合間に弾く。

好き
という感じでもないのだが、始終ピアノに触っているということは、好き、なんだろうな。

レッスンでは練習用の冊子の他に、もう一つ、発表会用に好きな曲を練習する。

一曲目のエーデルワイスも、今のカノンも、
家での様子は、最初はできなくて、ムシャクシャふて腐れる。すぐに止める。

でもまたしばらくすると戻ってきて、またぐずぐず癇癪をおこして止める。

でも、また、しばらくして戻ってきてまた癇癪。

を繰り返し、ある時いきなり今までよりすごく弾ける。

すごく不思議だ。

小さな階段をちょびちょび登って、爆発的にジャンプ!と、なる。


あー、弾けるようになった。すごいな!

と、思って譜面を見て驚いた。

4つしか音がないところを、八個タラタラタラタラと音をたくさん弾いている。
勝手にアレンジしとるやんけ!

仕方ない。末っ子にとって、ピアノは譜面とか先生とかレッスンとか発表会とかではない。
素敵に、もっと素敵に。そういう風に弾くと、自然とアレンジになっちゃったんだな。

まぁ、いいや。

今日もピアノが鳴ってる。鳴らすのは君。自由な君。


秋のパンからわかること

2014-10-20 20:49:30 | 日記
しょこさんち
ホームステイ受け入れてくれない?イギリスの中学生、二泊くらい。


面白そうですねー。
いいっすよ。

と、返事をしたのも忘れていた。

本当に来られるのであろうか。


取りまとめをしておられる方から連絡があったのは、ここ何日か。

あ!あー、本当に来るんだ!

と、思っていたら
イギリスのクリストファー君からメールが来て、

おおお。リアリティー!なんてのんきに感激。


本日取りまとめの方にお会いして、詳しいタイムスケジュールなどを打ち合わせしたら、

家を特別に片付けなくても平気ですよ!
こんなもんだと思ってもらえるから。

と、言いながら
今日焼いたパンどうぞ。
ドンッ
と、いただきました。

で、でかい!

うわー
おいしーっ!

なるほど、このパンを見て、ちょっとわかった。

よし!こいっ!クリストファー!!

私もドーンッと、待ってるぞい!

かわいい子は、旅しちゃう

2014-10-17 22:41:01 | 日記


御殿場線というやつは一時間に二本しか電車がない。
乗り過ごしたら大変だ。

小学三年生の末っ子の大冒険。

一人で電車に乗って、御殿駅で降りたらバアバが待っている手筈。

松田駅の改札でいってらっしゃいと送り出そうとすると、駅員さんが、

危ないので、ホームまで一緒にいってあげてください!

と、真剣に言う。

駅員さんの迫力に押されて、先行く末っ子を追うようにホームに出たら、びっくり。

電車が2両くらいしかないらしく、
ホームのはるか先に電車が止まっている。その距離目測50メートル!

駅員さんが危ないので、と言うのは、慌てた子どもがホームから転落するやもしれないくらい遠くに電車が、と、言うことか。


もう出発のベルがなっている。

は、走れない…と弱気になると、

50メートル先にたどり着いた末っ子がこちらに大きく手を降って、

じゃあね!

と、言った。

人にまぎれて見えなくなった。無事に電車に乗れたらしい。


ふと、三番目の子が一歳半のとき、朝保育園で私に、バイバイ、と言った姿を思い出した。
通い出して何日も、朝私と別れられなくて泣いていたのに、
ある日突然、バイバイ、と言ってクルリと背を向けて行ってしまった。

末っ子のときも同じ事が起こって、
いつまでも見送って動けなかったのは私のほうだ。


あなた、いつまでもいられても困るでしょ
と、人には言われるが、

やっぱり、今日も、
ああ、いっちゃった
って思ってしまったホロリ秋風。


鳴りだすハート

2014-10-15 21:01:47 | 日記



人生の早くから、自分はこれが好きだな、やりたいな、とわかる人は幸せだと思う。

大学生の長男は、その時々に出会うものに懸命に打ち込んで、今は弓道と英語に精をだす。

高校二年生の長女は、小学一年の頃からダンス一筋。脇目もふらない。これが一番うらやましい。しかし、将来は何で食べていくのか未だ模索中。

中3の次女は私に一番似ている。コレ!というのは無いのだが、どれもソコソコ。これから何かに出会うのであろう。


さて、末っ子は。

音楽の神様はついているらしい。
とにかく、小さな頃から、音が鳴り出すと場所をわきまえず踊ってしまう。
珍しい習性なのかと思っていたら、ペルーのお友達の誕生パーティーに呼ばれた時に、理解した。
ラテン系の人々に混じって、何時間も踊れる性質というやつで。
誰かに見せるステージの上の踊りではなくて、体の中に始終流れているのだ、リズムが。



そんな末っ子が、小学校生活に慣れてくると何かやりたいと言い出した。


サッカーがやってみたい。という。
学童の時間に仲間とやったサッカーで、パスを繋いでシュート、というリズミカルな要素に魅せられたらしい。

あとはラッパをやってみたいとしばらくうるさかった。

うーん。ラッパかぁ。

そうねぇ。でも、楽器かも。と思った。

近所の大学の市民講座に、子供の為のピアノ、というコースを見つけたので、申し込んでみた。

えー。
ラッパがいい。
と、言いながらも、第一回目のレッスン時に、美人の大学院生のお姉さんに

「ピアノは楽器の王様だよ。一度にいろいろな音が出せるんだよ。」

と優しく言われた途端に、ラッパの事はさておき、の顔になる末っ子。

そうして、始まった我が家の末っ子ピアニスト養成ギプス装着作戦。

と、言うのは嘘で、練習しなさいと言う間が無く、ピアノ弾きまくる末っ子の様子は、次回に続く。






冬の気配と、ジェラート屋。

2014-10-14 06:27:59 | 日記


近所のジェラート屋さんの壁の色が変わった。

ピンクから黄緑へ。

どうやら、オーナーが変わったらしい。

イタリア人のご主人がジェラートを作っている。
日本人の美人奥様は接客。

ここにはスティッコという非常に魅惑的なジェラートがある。

バーにジェラート、それがチョコレートコーティングされている。

これに私はハマってしまっていて、末っ子と何回か帰りに寄り道している。

それを高校二年の長女が気づいてしまって、ああ仕方ないな

連れていってあげようと言うことになった。

折しも台風迫る祝日。
お客様はいないのでは、と思ったらそうでもない。


普段は優柔不断な娘が、異様な速さでオーダーを決定。

スティッコ!ココナッツアーモンド!

私は、お腹がいっぱいだし寒かったのもあって、娘のを一口、と申し出ると娘に異様に嫌な顔をされる。

それを一口いただくと、
表面のチョコレートが美味しいのだ。
うーん。そうか、これが違うんだなぁ。他所とは違うんだなぁ。
と、スティッコを頬張る娘。

店内のミュージックが耳にとまる。
アコーディオンかなにかで演奏されたイタリアの音楽らしい。
妙に耳慣れた曲だ。


これは!
鬼のパンツ!!

つい、美人奥様に話しかけてしまう。

ああ!鬼のパンツ!鬼のパンツ!鬼のパンツですよねぇ!


びっくりする奥様。

ああ!本当だわ!気づかなかったわ!
今度イタリアの甥っ子たちに歌ってあげられます。


イタリアでは歌詞はあるのか。一体なにゆえ日本では鬼のパンツになってしまったのか!
謎!?


長女は満足気な顔。鬼のパンツだろうがイタリア楽曲だろうが、なんでもいいって感じ。
食欲の秋、ですねぇ。


土曜日のテンペラ画

2014-10-13 22:33:05 | 日記


あれもこれもやりたい性分なのだ。

私と末っ子は。

土曜日の午前中はスケボー。

しこたま転んだ末っ子と、一回衝撃的に転んで臀部大打撃で落ち込む私。

あれは危険なスポーツね。本当に。
でも、だから、面白いのだけれど。


転ぶと疲れる。クタクタになった末っ子はアイス一つで復活し、ピアノレッスンへ。


そしたら、レッスンのある某大学の校内が子供の為の芸術祭り!

リクエストに答えてくれての学生たちの生演奏が盛り上がっていたな。

そこにしばらく浸ってからの、隣の天井の高い建物へ。
石膏がならんでいる、アトリエ風だ。

そこで、テンペラ画に挑戦できるということなので張り切る。

テンペラとは水彩絵の具に卵を混ぜたもので描くことらしい。

マットな質感になり、宗教画なんかはこれで描かれているそうだ。

ならんでいるりんごとレモンを描く。

他にお客さんがいないので、美術科の先生も係の学生も独り占め。

それが、なんとも言えない不思議な暖かいムードなのだ。

ゆとり教育世代の芸術専攻の学生って、きっと争わないを極めているんだろうな。

みんな自然で、うまいとか過剰に誉めてはくれないんだけど、暖かい。不思議な感じがした。


末っ子はグイグイりんごとレモンを描き、透層という、全体に絵の具を塗るというテクニックを繰り返している。

何回も絵の具を重ねて塗って
まだ描きたい

なにを?

と思ったら、りんごの木を描いた。

そこにないりんごの木。

壁にはピカソの映画が流れていたから、見えないりんごの木を描いた末っ子にグッときちゃって、

ああ。芸術の秋だなぁ!!
夢中になったら、お尻の痛手は、どこへやら。




お母さん同盟。

2014-10-06 12:21:25 | 日記


エリカさんとは気が合う。
おしゃべりしていると緑みたいなグレーみたいな目の色に不思議な感じがしてじっと見つめてしまう。

エリカさんはずっと若い頃、旦那さんとペルーからやってきて働きながら、三人の男の子を日本で育てている。

うちの末っ子と、エリカさんの子が同じクラスや学童保育で一緒になって仲良しになったのだ。

エリカさんと私は、人種も宗教も産まれ育った環境も全然違うのに、なぜ仲良しになれたのかなと思うと、
肝っ玉母さん度合いで通じているんだと思った。

複数の子供の衣食住を整えて、自分の仕事場での顔もあり、時にはよその子の面倒まで見て、
人生はなかなかに厳しいって感じているけど、
それを共有できる存在がたまに現れて暖かくなるって事も知っている。そんな感じ。

エリカさんの作る料理はとびきり美味しくて、世界共通お母さんって存在はすごいのだ。

問題はどんどんエリカさんの日本語は上手くなるのにワタシのスペイン語はうまくならないって事。

だって仕方ない。
子供同志が並んで歌を歌っている姿は大爆笑で、違いなんて感じないんだもの。
つい、エリカさんが、スペイン語で私に話して、
あ、と気づいて日本語に言い直す。
やっぱりちょっともどかしい。私もスペイン語もわかったら、もっと色々話せるのになぁ。

日本語だけじゃ足りないなんて、41からの手習いの動機には充分すぎる!



ワンダーワンダフルライフ

2014-10-05 09:24:34 | 子育ての事



今日はパチパチ世界がスパークした。

最近、ワタシのブログ子育てネタが盛り上がっているなと感じていたら、
いろいろ子育てアドバイスなどを差し上げたお母さんたちが、
実はワタシの子供たちを受け持ってくれていた先生たちだった。

この不思議現象はなんだ。

つまりね、子供をたくさん見てきた方たちが、ワタシの子を見て、なんかアドバイス的な事をというような流れになっていっているわけだ。

ワタシの子供たちが歩く広告塔になっている。
これは究極的なねずみ講!?

ややや!
なんか売れる壺があればいいのに、

でも、ない。

でも、子育ての方法論は腐るほど持っている。四回も失敗するたび修正を繰り返してきたのだ。

それをなんとか書きたいのだが、
とにかく、文章と絵が下手くそすぎて、言いたいことがうまく書けない。

いや。
ワタシの文章が絵がとか、エゴはどうでもいい。

とにかく、現場でお母さんたちは奮闘している!

一番偉いのは、日々子供に直面しているお母さんたちだ。

しんどいなぁって思うことは多々あるだろう。
でも一人じゃないよ!

今も、うんうん言いながら、よこはま自然育児の会の原稿を書いている。

みんなに届くようにがんばるぞ!
さあ!いきっしょい!






リズムリズムリズム

2014-10-01 12:30:53 | 子育ての事


こうやって文章を書くことに没頭していると、子供たちに、
ママまた芸術家はいっちゃってるよ

などと、呆れられる。

ここ十数年、お母さんモードに入っていただけなのに
子供たちはそんな事はつゆしらず、らしい。


入ってしまった芸術家モードはなかなか抜けず、頭の隅っこはいつも中2病状態である。

本日、頭に鳴り響いているのは

あらゆる物の中にリズムが。という思いである。

繰り返す朝と昼
潮の満ち引き
巡りくる四季
金魚のぜん動運
自分自身の心臓の鼓動
赤ちゃんを生み出す陣痛。
すべては生まれ死に、また生まれる。


あああ。リズムとは天地創造の仕組み。まさに神様のことではあるまいか。


斎藤保育の特徴はなんでしょう?
元園長に聞いた事がある。
さらりと答えてくれると予想していたのに元園長はしばらく考えて

リズムよ。
自然の中でという保育は他にいくらでもあるもの。

と、言った。

その時は、斎藤先生が作り上げたリトミックのような体操のような物の事だと思った。

しかし、
今年の4月に、園の広報誌に元園長が書いた一文を読んでハッと目の覚める思いがした。


二歳までは模倣で充分なのですけど、リズム遊びで自分で判断して動くということができるようになります。(勝手な解釈でかなり要約しています)


斎藤先生がリトミックのような体操を、リズム、と名付けた意味。

子供たちの中にリズムを織り込み生み出すこと。

個体発生は系統発生を繰り返す。
霊長類の長である人類が踏み出す次のステップ。それを生み出す力、
まさに、それをリズムと呼んだのである。


などなど、茫洋とした曇り空のした、本日もまた日常へと向かう。

事務所のドアを開けると過去に生きた人々の痕跡だけが積まれており、(私のアルバイトは遺跡発掘調査です)
これを使っていた人たちは皆どこにいっちゃったのと不思議な気分になる。

こうしてまた中2病スパイラルははじまり、
ママ芸術家はいっちゃってるよと子供に呆れられ、を繰り返す。

ワタシも大きなリズムの中に組み込まれている。