紫蘇の効用

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東をどり

2014年05月27日 | ライブ
時々

何年か前にNHKの古典芸能鑑賞会で新橋の芸者さんたちが素踊りを披露してて、それがとっても粋で素敵だったので、もっとたっぷり観れるのはないかと調べたら、毎年春に『東をどり』というのを新橋演舞場で開催してるのを知り、いつか観たいなーと思ってました。

今年ふと、そろそろ『東をどり』の時期かしら、と思った頃がチケット発売に直前だったので購入して母上様と観に行きました。

24日から4日間の開催。最終日の最終公演です。


ロビーでは東をどりならではの出店などもあり、賑々しいこと。

演目は序幕で「清元 青海波」
芸妓さんなのでもちろん女性なのですが、男ぶりで踊る方もいて、迫力あります。
上半身がぶれない、これが日本舞踊の真髄なのか。
さすがの舞です。
普段は限られたスペースのお座敷で踊っているのでしょうが、大舞台に乗っても構成や人との間などみごとでした。
この序幕は15分余り。

そして30分間の休憩となるのですが、ここも出し物の一つのような盛り上がり。
ドンペリのコーナーや日本酒のコーナー、芸妓さんの千社札や扇子が売ってたり、芸者さんのたてたお茶が飲めるコーナーなど、文化祭みたいです。

日本酒コーナーには銀座、新橋界隈の六つの料亭の玉子焼きの食べ比べというのが出てたので、これと日本酒を買ってみました。
純米大吟醸 亀の尾
3つ一皿、この組み合わせをチョイス。
新喜楽やま祢米村
どれも違う味わいで日本酒にあう美味しい玉子焼きでした。

二幕目は「にっぽんの四季」をテーマにいろんなジャンルの踊りを見せてくれました。

春の巻(醍醐の花見)では秀吉や淀殿、北の政所、千姫などの配役で豪華な花見のシーンの舞。
夏の巻(滝の白糸)では水芸。けっこう激しく水が飛び出してました。
秋の巻(陸奥の旅)は東北の歌に乗った舞踊。
中でも有名な小原庄助さんを
「小原庄助さん、何で身上残した、朝寝朝酒朝湯が大嫌い、朝から晩まで仕事だ仕事だ」と替え歌。
ビジネスマンのお客さんにウケそうな・・・
冬の巻(夜の梅)では橋にみたてたセリをつかっての明治ごろの雰囲気での一場。

そしてフィナーレはこの東をどりに協賛してる六料亭の若女将の踊り。
ご愛嬌といった感じで、客席はおおいにウケてました。
しかし、みんな美人

たぶん観に来てる人の大半が料亭のご贔屓筋といった感じで客層もセレブな感じで、また舞台を温かく見守ってるような感じでした。

帰りにちょい飲みしていこ、と、歌舞伎座近くのBodegas EL MATADORへ。
カヴァで
3種オリーブ
そら豆とアスパラのフリート
ミートソースとじゃが芋、チーズグラタン
いい雰囲気のバルで、母上さまはお気に入りになりました。



第九十回東をどり
平成26年5月24日(土)~5月27日(火)
新橋演舞場



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