獅子丸のモノローグ

☆気まぐれ不定期コラム☆

たくろうオン・ステージ第2集

2005年05月02日 | 今だから拓郎を語る
 このレコードが'72年に発売された時、吉田拓郎はすでにCBSソニーに移籍しており、「結婚しようよ」「旅の宿」等のスマッシュヒットを飛ばし、その地位を固めつつあるところであった。その拓郎人気に便乗する形で、それ以前のライヴ音源を持っていたエレック・レコードが、拓郎本人の許可を得ず勝手に発売してしまったのが、この「たくろうオン・ステージ第2集」である。そして拓郎サイドのクレームにより、このアルバムは10万枚限定という形で発売されたとのこと。
 
 内容的には、海賊盤等によくあるキワモノ的な要素は少なく、「祭りのあと」の原曲となった「ゆうべの夢」や、所ジョージもカバーした「恋の歌」など、黎明期の拓郎の姿を伺い知ることができて、むしろなかなか聴き所の多いLPである。
 前述の販売上のゴタゴタがあった経緯から、このアルバムは未だCD化されていない。私もなんとかしてこのLPを自家製CDにしてみたいと思うのだが・・・
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2 コメント

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ライヴ盤 (ジン)
2005-05-11 00:49:57
 吉田拓郎のライヴ盤はめずらしいのですか?今度ぜひ聴かせてください。

 私は、実はライヴ盤が大好きなのです。私はキング・クリムゾンの「アースバウンド」ってライヴ盤がおすすめ(ひとにより意見が分かれますが)です。ジャズっぽいです。カセットテープによる録音で音質が非常に悪いものです。昔は日本では輸入レコード店でしか手に入らなかったものですが、今はCDで発売されています。

 あと、ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズの「LIVE!」もいいですよ。これは名盤!クラプトンが影響を受けただけあります。

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ライヴ盤が入り口 (shishimaru)
2005-05-11 18:24:23
 私が生まれて初めて買ったLPはアリスの武道館ライヴ「栄光への脱出」でした。初めて聴いた拓郎のLPは「ライヴツアー1979」でした。ライヴ盤はそのアーティストのベスト的な部分を含め、私にとってそのアーティストを好きになる入り口でした。

 拓郎の名曲「落陽」「ひらひら」「君去りし後」等は当初はスタジオ盤というものが無く、ライヴ盤がオリジナルだったのですヨ。
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