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大阪大学豊中キャンパス(3)

2017-05-21 12:12:00 | 日記

先日、「キャンパス・ミュージアム・プロジェクト」の科学コースを紹介しましたが、今回は芸術コースを紹介します。

① 15°  山口牧生(1927~2001)  1982年制作  黒御影石・ベンガラ  竪121.5cm×横347cm

       山口は能勢のアトリエで制作をつづけた彫刻家。長方形の石の傾きは15°に設定されている。
      黒御影石の表面にベンガラ(酸化鉄)を施すことによって、石の持つ素朴で温かい質感を表現し、
      自然との調和波を図る。

         

② 浸食4  志水晴児(1928~2005)  1964年頃  黒御影石・花崗岩  縦180cm×横130cm

         志水は水と彫刻を組み合わせた作品を多く手掛けた彫刻家。本作は石を四方から丸く削り取り、
         水力による浸食を思わせる造形に仕上がっている。
         1964年に現代日本美術展で最優秀賞を受賞。国立国際美術館にはブロンズの模型が所蔵
         されている。

         

③ 翔     小山由寿(1933~2012)  1984年頃  ブロンズ  大阪大学法学部同窓会1984年設置

         本作は、法学部同窓会創立30周年を記念して寄贈された。小山由寿は、奈良出身の彫刻家で
         野外彫刻を多く手掛けた。
         本作はV字にクロスさせた造形から、鳥の羽ばたく姿を抽象的な造形で表現する。表面はゆるや
         かに波打っており 、ブロンズの深みのある質感にもち注目してほしい。

         

                                                                END

 

 



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