いきいきライフこれからだ

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泰緬鉄道をつくる

2016-03-07 11:16:07 | 日記

3月6日(日)浜屋敷にて「泰緬鉄道をつくる」というテーマで、実際にこの建設に従事されたかたのお話がありました。
現在95歳になられていて、昭和16年現役兵として鉄道第5連隊に入隊し、ミャンマー側から泰緬鉄道建設に関わられたそうです。
御苦労の末、戦後横須賀港に復員した際、「生きて帰れたのだから故郷に帰って、世の為人の為に尽くしましょう」と言って別れたとの事。
その後、地域の為に尽くされたということで、平成23年藍綬褒章を拝受されたとの事。

このお話を聞き、泰緬鉄道は過酷な労働を承知の上、なぜ、どのように建設されたのか知りたくなり、ネットで調べました。
英領ビルマ時代にイギリスが検討していたが、地形が複雑でジャングル地帯のため断念。

1942年旧陸軍は海上輸送の危険を避けるため、またビルマ戦線の物資輸送のためのルートを確保するため建設を開始した。
タイ側はソーンフラードゥック駅から鉄道第9連隊が、ビルマ側からはタンビュザヤより鉄道第5連隊が建設を開始した。

建設作業員には日本軍12,000人、連合軍の捕虜62,000人(うち12,629人死亡)、ビルマ人180,000人(うち40,000人死亡)、
マレーシア人80,000人(うち42,000人死亡)、インドネシア人42,000人が使役された。

建設現場の環境は劣悪で、食料不足から来る栄養失調とマラリアやコレラにかかって死者が莫大な数に上り、戦後問題になった。
犠牲者数はそれぞれの国で食い違いはあるが、総数の約半分と言われている。

去年は戦後70年ということで、色々な行事の中で「平和の語り部」というイベントが、アチコチで開催されました。
私も3カ所ほど参加させていただきましたが、思った事は、もう戦争の話しが出来る人が居なくなることです。

戦争を知らない人たちの世の中になれば、歴史は繰り返され、また戦争が起こるのではないか、という心配です。
私が思うには、学校の科目に「平和」という科目を作ったらどうでしょうか。戦争の事を忘れないために

この科目の中では、過去に戦争があり、国を挙げてこんなことをし、こんなことが起き、こうなってしまった。というようなことを・・・
年令によって使い分けの必要があるとは思いますが、戦争を知らない世代になることに危険性を感じます。

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