今年も伊吹山の麓、清滝の邑へ「道誉桜」に逢いに行ってきました。
ばさら大名・佐々木京極道誉お手植えの「えぞ彼岸さくら」樹齢300年と言われてはいるが、
ちょっと年数が合いません。おそらくは2代目の桜でしょう。
青空からやわらかい滝の水のように、枝垂れ咲くちいさな花がかれんであります。
清滝やまづ出迎への花吹雪
その横の3代目の若木も、この20年で樹高が伸びて、勢いは盛んです。
静けさや花より生るる蝶ひとつ
毎年、花を見るたびに「これが・・・最期かも」の感慨にふけります。
10句を得て、左側に清流が流れる参道のゆるやかな坂道を降りていきました。
花吹雪いのち透きゆくごとくなり