湖の子守唄

琵琶湖・湖北での生活、四季おりおりの
風景の移り変わり、旅先でのふれ逢いなど、
つれづれなるままに、語りたい。

天皇賞💘

2017年04月29日 | 詩歌・歳時記
2強対決でもりあがっている、今年の春の天皇賞だ。
枠順を見て、高本式、風花式のサインがどうにも発見できないのである。
では、俺式でゆこう。①トラ②ドラの隣の3番、黒帽子のブラックが2着候補である。②のブラと③のブラの後押しもある。
それよりも強烈なのが大外である。
⑰⑯の「ライ」⑭⑮の「ンド」の隣の⑬トーセンバジルがボクの本命である。第155回、当日は友引だ。
それを大切に戦え❗と教えてくれたのが高本公夫である。
三連単4頭ボックス、③⑬⑭⑮の24点を100円ずつで、いざ!勝負。
押さえは馬連③⑬で、春の名残を楽しみましょう。

阿佐田さんと色川さんの合間で・・・

2017年04月28日 | 詩歌・歳時記
麻雀小説の白眉「麻雀放浪記」で私たちを夢中にさせた、作家・阿佐田哲也を知ったのは、もう半世紀に近い20代の前半であった。

いまだガキのワタシの年頃の、戦時中の少年時代に動員された軍需工場の屋根の上で、麻雀に熱中し飛来したアメ侯のグラマンに遊びのように弾を浴びたと語る、阿佐田さんはぴったり20歳年上ではあるが、その後の麻雀無頼時代をモチーフにしたこの小説こそ、昭和の一大傑作として、何度読み返したことだろうか。
ボクの本棚のなかで、池波さん、五木さん、藤沢周平の次に多いのが阿佐田さんの著作である。今期待している黒川博行が次に迫ってはいるが
彼は寡作ゆえ、トホホ・・・ではある。「閑話休題」・・・♪

彼が本名の「色川武大」で著した数々の著作も凄い。世の中にどうにでも同化できぬ、孤独な人間の魂に「ママコ草」のごとき錐の矢じりでグイグイとえぐる表現は、苦しみぬいたボクの若き日々に、遠い共感と淡い親近感で「坊や哲」の存在がより一層身近になるのである。

本を読んでいれば幸せだ。
阿佐田哲也と色川武大の雄大で、奥深い渓谷の流れの合間に身を委ねて
残された命を、味わっていきたいものである。

 しゃがの花逢って別れて年おひて

醒ヶ井の春

2017年04月22日 | 詩歌・歳時記

中仙道の美濃から国境を越えて、近江路の二つ目の宿場が、ヤマト尊の皇子の故事で名高い「醒ヶ井」である。太古のえにしえより、今もこんこんと美しい湧水が湧き続け、街道沿いの桜の花が流れに散るさまは、
なんとも優雅な時のうつろいというところだろうか。

むかし昔、西行法師がこの地に立ち寄ったとき、茶屋でのみ残したお茶を接待のおんなが飲んだところ、妊娠したそうな❗
数年後に醒ヶ井にきた西行は、これは哀れと思し召し、茶碗を水に投げうったところ、男の子は水の泡と消えたそうな❗
そんな訳で湧水の源から、下流へ500メートルくらいかな。「西行水」の水源が今も変わらずに涌いている。そこに一つの塚があり「泡子塚」と申します。

美しき、清らかなこの「邑」に観光の人たちがひきもきらない現状を憂いております。

 醒ヶ井に散りしさくらよ湖へゆけ

黛ジュンちゃん、最高❗

2017年04月17日 | 詩歌・歳時記
湖岸道路を北上するときに、御ともは「今井美樹」のCDである。彼女のなんとも気だるい、そのくせリズミックな調べが、琵琶湖の風景に似合うのである。

ところが、眠るときに聴くと……「歌詞」がまったく聞き取れなくて、イライラして眼はパッチリ、眠れやしない。
それじゃってんで、JUNのCDに代えたら、なんと❗ これぞまったきない日本語である。

言葉の隅々まで、深い意味合いを秘めて、メロディと濃密に絡み合って
心地良いったらあらゃーしないのさ。日本語の素晴らしさだよね。
あらためて「黛ジュン」の素晴らしさに、50年も愛してきて気付いた夜でした。
「霧のかなたに」YouTubeで聴いてください。

そしてこれはB面の曲でほとんど世に知られてはいないのだが「ブラックルーム」……ジュンのロックシンガーとしての、面目躍如! 「天使の誘惑」なんて、冗談じゃない‼っていうくらいの名曲でございます。