湖の子守唄

琵琶湖・湖北での生活、四季おりおりの
風景の移り変わり、旅先でのふれ逢いなど、
つれづれなるままに、語りたい。

「ヤモリ」に学ぶ忍耐力!

2016年07月07日 | 詩歌・歳時記
つまらないテレビを消して、ふと後ろを向くと、開け放したサッシの窓の網戸に、うへっ、今夜も来ていました。わがヤモリではおまへんか!

去年のヤモリよりかは8割ほど小さな個体でした。わが窓に2匹のヤモリは来たことはありませなんだ。
こいつが牡なのか牝なのか、それは
知らない。例えばライオンの狩りは牝の役割であり、まぁ、ひとは男の分野でござんしょう。

ずっと窓を見ていて、あやつの忍耐力に息を呑む想いに、今の自分の境遇を重ね合わしました。


去年の秋から勤めた会社の仕事は面白かったのだが、最初の契約では時給900円だった。一月だけ850円で頼むと言われ、もっともだと思い承諾したのだったが、4月の給与明細書で、ふと、スマホを開いていたこともあり、計算してみたところ、ナナンとずっと850円であった。

電話で抗議して差額の金額を振り込まれたのは10日後であった。
それで辞めもうした。同僚に聴いたところ、そのたぐいのもめごとは数知れぬとのこと。その派遣会社はサンファミリーと申します。

そして、二か月。ハローワークへ仕事を探す日々である。中高年の就職は大変である。焦る気持ちを・・・今夜のヤモリのジリジリと、やるせないほどの忍耐力を我が身に宿し、探そうと思うのだ。
「ヤモリよ今夜もありがとう」