湖の子守唄

琵琶湖・湖北での生活、四季おりおりの
風景の移り変わり、旅先でのふれ逢いなど、
つれづれなるままに、語りたい。

演歌歌手、堀絵依子さん・・・・

2013年01月26日 | 詩歌・歳時記

中日新聞から。

♪晩秋も終わりの長浜の宿・・・・。彦根市大藪町の演歌歌手、堀絵依子・・本名・・菱田英子・・さんが

県内各地の情景を歌った新曲「晩秋の宿」・・あきのやど・・で、全国デビューした。

東京都のレコード会社「ウイング・ジャパン」がCD、テープを全国発売している。

     

幼いころから歌が好きだった堀さんは、19年前に草津市在住の作曲家、立花歌織さんのレッスン

を受け始めた。四年前には幕末の大老・井伊直弼の恋人、村山たかじょを描いた

「たかじょ」を自主制作。 ワタクシも、頂きました。

 

堀さんは、生まれも育ちも彦根市。 

「覚え易いメロデーなので、カラオケで歌ってほしい。曲をきっかけに、滋賀に興味を持って

いただければ」と、おっしゃる。

どうぞ、応援のほど・・・・お願いいたします。


映画「十七才のこの胸に」

2013年01月20日 | 詩歌・歳時記

年に4冊送ってくる「東映キネマ旬報」の最新号に、待望の記事を見つけて・・・ウキウキしている。

西郷輝彦デビュー50周年を記念して、ナント、彼の初主演作 「十七才のこの胸に」のDVDが、

2月21日、ON SALEである。

ボクは15歳、醒ヶ井養鱒場の釣り堀でのアルバイトとで稼いだ金は、すべて西郷さんのシングル・

レコードを、あと追いで買っていた。

だいたいが「十七才のこの胸に」のレコードを買った時には、レコード・プレィヤーさえ持って

いなかったのだ。 まったくもって、貧しい時代でしたよ。

だから、この映画は見ていないのさ。 まさか、生きているうちに観れるとは!!

          死ぬるため生きるいのちよ

          さわあれど

          湖のほとりに母の名を呼ぶ

そして、嬉しいことにその次の映画「あの雲に歌おう」も、同時発売なんですよ。

お相手は、チョコこと・・・・本間千代子です。 当時は日活の小百合ちゃんと人気を二分した

カワユイ女性でした。この2本の映画を見ずに「死ねるか!!」と、思いきわめております。

         

2月15日、西郷さんの新曲 「燃えろ夜明けまで」 の発売です。

2月は西郷さんとワタクシの、生まれ月でもあります。うるうるの2月になりそうですね。


墓を建てる物語 ②

2013年01月14日 | 詩歌・歳時記

母の一念発起で墓を建てることになった訳だが、墓石に刻む文字で悩んでしまったのだ。

浄土真宗では、「南無阿弥陀仏」と 刻まなければいけないのだ。

「〇〇家の墓」「先祖代々の墓」と記された墓石に、僧侶が経を詠み、拝めるはずがないとか。

墓石は仏そのものであるとのことである。

    

湖北の墓石・ウオッチングの始まりだ。 だが、素敵な「南無阿弥陀佛」にはついぞ逢えなかった。

いっそ俺が書くか? と思い極めた頃、大阪の弟が親鸞聖人の真筆を見つけて持ってきた。

なんという優雅な、そして質素な「南無阿弥陀仏」の文字であろうことか。

          米研ぐや寒九の水に耐へ耐へて

だが、あまりにも小さな文字である。 そこでさぁ、グラフッイク・デザイナとして、むかしとった杵柄

の血が騒ぎだしましたのさ。墓石の面積にぴったり合う、文字の大きさに拡大・・・・また拡大。

どこにもないであろう、墓石が出来上がったのである。

      

          父の墓

          建てたる母が背を伸ばす

          ふたり静は山かげの花

2月7日は、母の一周忌である。 父のお側へ母のお骨を納めまする。


墓を建てる物語 ①

2013年01月08日 | 詩歌・歳時記

        

父の死後、何年かたって・・・母が突然言い出した。 「今年はお墓を建てるよ」。

父が残した軍人恩給や厚生年金をしっかりと貯めての、その宣言であった。

母の実家の在所のお寺が拓いた、一画の墓地は確保済みであった。長年の母の念願だった。

          死ぬるため母いま生きて冬ざくら

さあ、それからは休みのたびに長浜、彦根の石屋さんを尋ね歩いた。

職人ひとりが細々とやっている店、関西のチェーン店を手広く展開する、儲け主義の会社。

ここへ頼もうと言えるようなお店が見つからない。 ある日、彦根の石屋さんへ。

          稜線の銀に斬らるるみ空かな

見本で展示してある墓石の種類も豊富である。 何よりも基本の「石」から説明してくれて、

日本産、ヨーロッパ産の違いと、それにまつわる値の違い・・・目からうろこでした。

あまつさえ、文字を刻む現場、サンド・ブラストというのですか? 砂を高速で吹き付けて

文字を刻んでいく施設も見せてくださり、数々の施工実績の現場写真、労を問わない

対応に、母と顔を見合わせ決めたのだった。彦根・田中石材店!!

      

石の選定とデザインは母に任せた。 図書館で墓石にまつわる書籍を借りてきて勉強をした。

墓石に刻む文字で、はたと困ってしまったのだ。                       つづく

 

 

 

 

 


作詞 「お市慕情」

2013年01月02日 | 詩歌・歳時記

酒井法子という娘さんが、おっと、オバちゃんですかね、執行猶予の期間を経て、

舞台でお市を演じているとか? その舞台には何の興味もございませんのさ。けれど、

この歌を、主題歌にしてくれたなら、超・マンモス・ウレピーなんですが・・・・

 

もっとも最初は、岐阜生まれの石原洵子を想定して作った歌詞なんです。

      

     「お市慕情」

1  桜の馬場に 散る花を

   愛するひとと 見送る春よ

   幸せなのに 幸せだから

   あぁ 戦国の とまどいに

   琵琶のみずうみ かがやけば

   小谷やま城 お市の祈り 切なさよ

2  鬨の声あげ 吹きのぼる

   若葉の風に ふるえるこころ

   幸せなのに 幸せだから

   あぁ あらかじめ 決められた

   悲しみの日に おののくの

   小谷やま城 お市の愛が つぐむ夢

3  兵の血で染む 姉川に

   朝もや流れ 子を抱きしめる

   幸せなのに 幸せだから

   あぁ ついに来た 敵軍は

   兄信長の 荒津波

   小谷やま城 お市の涙 とこしえに